気象庁は2月9日、関東甲信地方などで10日に大雪の恐れがあるとして、路面凍結や交通障害について注意喚起しました。
東京23区でも最大5センチの積雪が予想され、10日午前に都内に大雪警報が発令されました。
雪道を安全に歩くために気を付けるべきことや、歩き方のコツとは。
札幌市を拠点に雪道での転倒防止の啓発などをする「ウインターライフ推進協議会」が、イラストを交えて注意点を発信しています。
転びにくい歩き方のコツは…
協議会は、雪道で転ばないためのコツをパンフレットにまとめて公開しています。
雪が積もったり、路面が凍ったりしている場所で歩くコツは大きくわけて3つです。
1 靴の裏全体を路面につけて歩く
2 小さな歩幅でそろそろ歩く
3 急がず、焦らず、余裕を持って歩く
路面をよく見て歩き、つるつる凍っている路面では歩幅を小さくします。
重心をやや前におき、できるだけ足の裏全体を路面につけて「すり足」のような歩き方をすることがポイントだといいます。
雪の残っている場所ではすり足では歩きにくいため、その時は足裏を平らに、裏全体を路面につけ、小さな歩幅で歩きます。
街中で滑りやすい場所は…?ここは要注意!
雪が降ったり、路面が凍っている時、街中で滑りやすい要注意なポイントはこちらです。
・横断歩道
・バスやタクシーの乗降場所
・地下鉄駅や地下街からの出入り口付近
・車の出入りのある歩道
・タイル張りの地下街や店内の出入り口
横断歩道やバスやタクシーの乗り場などは、車や人の往来で雪道が踏み固められやすくなっています。
車がよく通る場所は、車のタイヤに踏まれて固くなり、タイヤの摩擦で磨かれるために滑りやすくなるといいます。
道路の白線の上も薄い氷の膜ができやすいために要注意です。
タイル張りの地下鉄や店内は、靴の裏についた雪や水で滑りやすくなります。
ウインターライフ推進協議会のサイトでは「転びにくい雪道の歩き方」や「滑りやすい場所」「雪道の靴選び」について、詳細に説明しています。
(サムネイル:getty image / ウインターライフ推進協議会 )