今すぐにみたくなる! ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』に隠された20の秘密

    もはや感動レベル…。

    ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』の芸が細かい!

    2021年ゴールデングローブ賞で、アニメーション部門、作品賞、映画部門、音楽賞を受賞したピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』。

    実は作中にさまざまな秘密が隠されています。

    【あらすじ】

    ニューヨークでジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーは、ある日「ソウルの世界」へ迷い込んでしまう。

    彼がたどり着いた先では、魂が生まれる前にどんな人間になるかを決める「あなたセミナー」が開かれていた。

    そこでジョーが出会ったのは “人間に生まれたくない” とソウルの世界に留まる魂「22番」。

    ジョーは22番と協力し、地上に戻るための方法を探し始めたが…。

    🚨注意:この記事はネタバレを含みます🚨

    1. 主人公のジョーとソウルの22番が「何でもある世界」を訪れるシーンでは、ピクサー作品のオープニングでおなじみのランプ(ルクソーJr.)が登場している。

    2. 「何でもある世界」の空に、『カールじいさんの空飛ぶ家』の飛行船が。

    blimp floating in sky behind buildings

    3. 『トイ・ストーリー』のピザプラネットトラックや、

    truck with signature rocket on it

    4. 『リメンバー・ミー』で、主人公ミゲルが迷い込んだ死者の国の建物、

    Aztec pyramid

    5. 隣には、『トイ・ストーリー4』に登場する観覧車もみられる。

    Aztec pyramid

    6. エッフェル塔のような建物の隣には、『インサイド・ヘッド』で主人公ライリーたちが引っ越したサンフランシスコにある、ゴールデン・ゲート・ブリッジがみえる。

    bridge in the distance

    7. 空に浮かんでいるクジラは、『ファインディング・ドリー』の海洋生物研究所で、天井から吊るされているクジラと同じ。

    8. 「何でもある世界」には標識があり、近くで見ると「A113」と書かれている。これは、ディズニーで働く制作者たちを多く輩出した、カリフォルニア芸術大学の教室の番号だ。

    9. 22番には多くのメンターがついたが、その中の1人にマリー・アントワネットがいる。彼女の有名なセリフ「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」は、本当に彼女が言ったのかは不明であり、22番がケーキを片手に持っているのはそのためである。

    10. 過去に22番のメンターになった人物には、アインシュタインやキング牧師など歴史上の有名人物も多いが、ディズニー映画で活躍した脚本家のジョー・ランフト氏や、ジョー・グラント氏の名前もある。

    11. 22番がジョーをゾーンの世界へと招待する場面では、おなじみのルクソーボールがひっそりと登場している。

    playful ball with star and stripe

    12. ムーンウィンドがリーダーを務める「国境なき神秘者集団」は、実在する「国境なき医師団」のオマージュ。

    13. 22番とジョーが化学の実験をするシーンでは、黒板に化学式が書かれている。これはテオブロミンと呼ばれ、チョコレートなどに含まれている。

    14. ジョーが現実世界に戻ったシーンでは、病院の心臓モニターに注目すると「22」という数字がある。これは、22番がジョーの体に入ってしまったことを示唆しているようにも見える。

    15. 映画の途中で、ピザを運ぶねずみの姿が描かれている。これは、2015年にネット上で話題になった「ピザラット」の動画が元になっている。

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    youtube.com

    16. 地下鉄の駅でギターを弾く男性の後ろに注目すると、電車に「2319」という数字が書かれている。これは『モンスターズ・インク』でCDA(子供検疫局)の職員たちが緊急事態を知らせるときに使うコードだ。

    17. 電車内には「brang」という会社の広告がある。これは『インサイド・ヘッド』に登場する、ライリーのお父さんの転職先の会社だ。

    18. ジョーが母親にスーツを直してもらうようお願いするシーンでは、「Sewing mends the soul(裁縫は魂を癒す)」と書かれた壁飾りが見える。

    19. ゾーンの世界から帰り、生きる情熱を取り戻した会社員男性のシーンでは、机の上に中華料理のテイクアウトボックスが置かれている。

    20. テリーがジョーを探しているとき、113HzにデチューンされたピアノのA1キーを押している。これも記事の8番と同様に「A113」を表している可能性がある

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:吉谷麟