僕たちは「羽生善治」をどう呼べば良いのか。将棋連盟の回答は

    竜王位を失い、27年ぶりに「無冠」となった。

    【第31期 #竜王戦 七番勝負第7局】 #羽生善治 竜王VS #広瀬章人 八段 2日目スケジュール 9:00 封じ手開封 10:00 おやつ 12:30 昼食休憩 13:30 対局再開 15:00 おやつ #竜王戦 https://t.co/ZhkTARYBz1

    将棋の第31期「竜王戦」七番勝負の第7局2日目が12月21日、山口県下関市の「春帆楼」で指され、挑戦者の広瀬章人八段(31)が羽生善治竜王(48)に167手で勝利した。

    竜王位の防衛と前人未到の「通算タイトル100期」に挑んだ羽生竜王だったが、健闘叶わず3勝4敗に。1991年から常に一つ以上のタイトルを保持し続けてきたが、27年ぶりにタイトルを1つも持たない「無冠」となった。

    勝利した広瀬新竜王は現在31歳。猛攻が実り、8年ぶりのタイトル獲得と念願の竜王位を奪取した。

    平成最後の竜王戦は、将棋界の世代交代を印象づける結果となった。

    今後の肩書はどうなる?

    タイトルを失った棋士の肩書はどうなるのか。過去には名人位や竜王位を失った棋士は「前名人」「前竜王」と呼ばれることもあった。今回はどうなるのか。

    日本将棋連盟の広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に、「タイトルを失った場合、原則として段位を名乗ることになる」と答えた。

    羽生前竜王は1994年に「九段」に昇段しているため、今後は「羽生善治九段」となる。九段は段位の最高位。

    羽生九段はこれまで、新設された「叡王」以外の7タイトルで永世称号の資格を保持。ただ、永世称号は原則として現役引退後に襲名することになっている。

    UPDATE

    羽生善治氏の肩書について、日本将棋連盟は12月25日、本人の意向を踏まえて「九段」とすることを発表した。