マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏が10月15日、がんによる合併症のためシアトル市内で死去した。65歳だった。
アレン氏は1975年、高校時代からの友人ビル・ゲイツ氏とマイクロソフトを設立。IT業界の先駆者として活躍した。
1983年、病気治療のため第一線を退いたが、その後はベンチャー企業への投資や慈善活動に尽力。NFLのシアトル・シーホークス、NBAのポートランド・トレイルブレイザーズのオーナーでもあった。
第二次世界大戦時の兵器のコレクターとしても知られ、多数の戦闘機を収集。近年では、海洋調査船で大戦中に沈没した軍艦を調査し、米巡洋艦インディアナポリスや旧日本海軍の戦艦武蔵を発見したことでも知られる。
アレン氏の死去を受けて、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏が15日にコメントを発表した。
ガーディアンなどによると、ゲイツ氏は「私の最も古く、最も親愛なる友の一人であるポール・アレンが亡くなったことで、私は胸が張り裂けるような悲しみに満ちている」と述べた。
さらに、ティム・クック氏やジェフ・ベゾス氏など、米国の著名な実業家たちがTwitterで哀悼の言葉をつづっている。