今日は、すべての奴隷の解放を祝う日。アメリカの祝日「ジューンティーンス」って？！

6月19日は、アメリカの祝日「ジューンティーンス（Juneteenth）」です📚どんな祝日なのか、皆さんは知っていますか？

「ジューンティーンス（Juneteenth）」という言葉を知っていますか？

KAFI KAFI CO. / Via media.giphy.com

はじめまして。筆者のカシムです！

アメリカの祝日「ジューンティーンス」について、質問形式でお答えします🎤

質問：そもそもジューンティーンスって何の日？

@originals / Via media.giphy.com

答え：

南軍のロバート・E・リー将軍が1865年4月9日、正式に北軍に降伏し、南北戦争が事実上終結しました。

同年6月19日、 テキサス州ガルベストン市で、北軍のゴードン・グレンジャー少将がすべての奴隷を事実上解放する、一般命令第3号を制定しました。

これにより、テキサス州で25万人いたとされる奴隷身分の人々が解放されました。

この出来事を記念し、6月19日の「 ジューンティーンス（Juneteenth）」は、アメリカ国内のすべての奴隷の解放を祝う日になったのです。

質問：リンカーン大統領が奴隷解放宣言したのは、もっと前じゃなかった？

Giphy / Via media.giphy.com

答え：

はい。第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンは1862年9月22日、奴隷解放宣言を発し、「1863年1月1日から、奴隷とされているすべての者は永遠に自由の身になる」と宣言しました。

しかしテキサス州は、1865年にグレンジャー少将が通達するまで、命令を無視していました。

つまり、約3年もの間、テキサス州で奴隷にされた人々は、自分たちが自由であることを知らされていなかったのです。

質問：アメリカで正式に奴隷制が廃止されたのはいつ？

Fox / Via media.giphy.com

答え：

1865年12月6日です。アメリカ合衆国憲法修正第13条が批准され、公式に奴隷制を廃止し、奴隷制禁止の継続、自発的ではない隷属を禁じました。

ちなみに、正当に有罪判決を受けた犯罪者に対する罰として、今でもアメリカでは奴隷制度が合法です。

質問：奴隷制の廃止後、奴隷身分だった人たちはどうなったの？

@tresty / Via media.giphy.com

答え：

かつての主人の元で「従業員」として働く者。

バラバラになった家族を探すため、すぐにその地を離れた者。

前の主人を訴えた者。

政治家になることを志した者。

多くの人たちは新しい生活を始めるため、北へと向かいました。

質問：なんでジューンティーンスって呼ばれているの？

@originals / Via media.giphy.com

答え：

以前は「June the 19th （6月19日）」と呼ばれていました。

その後、ジューン（6月）とナインティーンス（19日）を縮めた呼び方、「ジューンティーンス」になりました。

質問：いつから祝日になったの？

Medianews Group / MediaNews Group via Getty Images

答え：

アメリカには、連邦政府が定める米国共通の祝日と各州政府が州法などで独自に定める祝日の2種類があります。

1980年、テキサス州がはじめてジューンティーンスを公式な祝日として定めました。その後、2021年に米国共通の祝日になりました。

祝い方は、パレードに参加する、バーベキューをする、礼拝に行くなど、人によってさまざまです。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：オリファント・ジャズミン