駒のかわりにクッキーを使ったオセロ風ゲーム、その名も「クッキーオセロ」がSNSで話題です。
漫画家でイラストレーターの前川さなえさん(@puninpu)が、実際に対戦している様子をX(旧Twitter)に投稿したところ、3万件もの「いいね」が寄せられ話題となりました。
他のユーザーからは「いつ食べるかが勝利の鍵……」「めちゃめちゃ戦略性の強いゲーム」などと言ったコメントが寄せられています。
駒も盤も全部クッキーだ!
前川さんは、
「クッキーでオセロを作りました。 不利になった際、自分の番で相手の駒を食べていいこととします」
というコメントともに2枚の写真をXに投稿。
4×4の盤面に乗ったクッキーは、片面がプレーン味、片面がココア味となっており、さらに盤面もクッキーでできています。
実際のプレイ動画に3万いいね。白熱の結果やいかに……?
さらに翌日、前川さんは「オセロが強い」という高校生の息子さんとのプレイ動画も投稿しています。
「交互にクッキーを置いていき、挟んだらひっくり返せる」というルールに加えて、クッキーオセロでは「自分の番でクッキーを置く代わりに、3回まで相手のクッキーを食べてもよい」というのが独自ルール。
動画ではプレーン味が前川さん、ココア味が息子さんでプレイしています。
初めはいつも通り対戦が繰り広げられていきますが、中盤になると息子さん側の『食べ』が発動! 右下角のプレーン味が食べられてしまいました。
その後もお互いに『食べ』を発動し、最後は3回の『食べ』を使い切ってしまった息子さんに、前川さんが勝利する結果となりました。
前川さんは動画に、
「先に『食べ』すると相手の置きどころが少なくなるので有利になりますが早々に3回の『食べ』を使い切ってしまうと後半詰みます」
「あと長引くと口がパサパサになるので牛乳などお供に」
とコメントしています。
プレーンとココアの2色の生地を見て発案
BuzzFeedはクッキーオセロを作った前川さなえさんにお話を聞きました。
――クッキーオセロのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
プレーン生地とココア生地を使った2色のクッキーを作るのに、市松柄とか、パンダとかなにができるかなと考えた時に、そうだオセロも白と黒の2色だなと。それなら盤面もクッキーで作って、全部食べられるオセロにしようと思いました。
――クッキーオセロのこだわりポイントや工夫を教えてください。
バターを使うとサクホロでプレイ中にくずれるかもしれないので、オイルを使ったかためのクッキーにしました。コマを置いたとき「パチン」といい音がするのでよかったです。
――製作時間はどれくらいかかりましたか?
1月20日の夜に思い立って作りました。生地を丸型でひたすら抜くのと、盤面をアイシングするのに時間がかかってトータルで3時間くらいかかったでしょうか。
――実際に対戦をしてみて、ご自身と息子さんはどんな感想でしたか?
食べていい回数を決めずにはじめたら、後半ただただ交互にクッキーを食べ合うだけになってしまったので3回までにしました。
いかに『食べ』を残すか、いつ発動すれば相手のパスを誘えるか、意外にも結構戦略的なゲームになりました。
クッキーの詳しい作り方はブログでも公開中!
前川さんは自身のブログで、日常の出来事を漫画形式で発信しています。
今回紹介したオセロクッキーの詳しい制作過程も「クッキーで作ったオセロは途中で食べてもよい」で写真付きで公開されています。
一連の投稿には他のXユーザーから
「楽しそうすぎます(笑)いつ食べるかが勝利の鍵……」
「お菓子でゲームしたよ〜っていうほんわか投稿かと思ったらめちゃめちゃ戦略性の強いゲームだった、普通に面白そう」
「これ面白いし、盤面もクッキーぽい?とこにこだわりを感じる」
「角を取ったら勝率上がるオセロと違い勝負の序盤に角を取らせる作戦が有効?」
「『食べすぎた〜(笑)』が負けゼリフなの好き」
などのコメントが寄せられています。