ある女性、自身のドッペルゲンガーをチーズケーキで中毒死させ、彼女になりすましたと告発される

    申立てによると、チーズケーキを使った毒殺は、自殺に見せかけられていたという。

    ブルックリン在住のロシア人女性が先日、チーズケーキを使って自身のそっくりさんを毒殺し、なりすまそうとした疑いで殺人未遂で起訴された。

    既にライカーズ島の刑務所で懲役刑に服しているビクトリア・ナシロヴァ(42)被告は、この犯罪で有罪判決が下った場合、さらに服役期間が延長される。

    ナシロヴァ被告は、2016年8月にクイーンズにある35歳の被害者の自宅を訪れ、手土産としてチーズケーキをプレゼントした。

    被告の公的弁護事務所は、BuzzFeedが求めたコメントに返事をしなかった。

    起訴状によると、2人の女性は似ていて、ともに黒い髪と同じ肌の色をしている。そしてどちらもロシア語を話すとのことである。

    チーズケーキを食べた後、被害者は具合が悪くなり、横になって、気を失った。彼女が最後に覚えているのは、彼女のそばに座っているナシロヴァ被告の姿だ。

    被害者の女性は生き残った。彼女はナシロヴァ被告が訪れた翌日、ランジェリー姿でベッドに横たわり、周りに薬がばらまかれた状態で友人に発見された。それはまるで、彼女が自殺を試みたようだった。被害者はその後、治療を受けるために病院に運ばれた。

    当局によると、病院から戻った被害女性は、パスポートと雇用カード、現金、金の指輪がなくなっていることを発見したという。

    警察は、箱に残っていたチーズケーキのかけらを検査し、ロシア製の麻薬の一種のフェナゼパムの痕跡を発見した。この薬は自殺に見せかけられた被害者の周りに残されたものと同じものだと断定された。

    ナシロヴァ被告は、2017年3月にブルックリンで逮捕され、警察官は被害者の指輪、パスポート、雇用カードを発見した。

    「被害者女性が死亡する可能性もあった、奇妙で複雑に絡んだ犯罪です。被害者の唯一の落ち度は、容疑者と同様の外的特徴があったということだけなのです」とクイーンズ地区検事長のリチャード・A・ブラウン氏は話す。

    ナシロヴァ被告は以前、ロシアで女性を殺害したと告訴され、ブルックリンに逃げ、SMクラブで働いたと伝えられている。

    そこで彼女は、出会い系サイトで男性と出会い、麻薬を服用させて男性が気絶している間に強盗をしたと起訴された。その罪で彼女は最終的に逮捕され、重窃盗罪の罪で告発されている。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:フェリックス清香 / 編集:BuzzFeed Japan