海外ドラマや映画でみる「七面鳥の丸焼き」ってどうやってるの?
意外とうちでもできるかも?!
七面鳥=ターキー。アメリカやカナダでの感謝祭を祝う席には必ずと言っていいほど登場します。

感謝祭のターキーって、作るの面倒くさそう…というか作れるの?
もし焼き過ぎてしまったら?もっとひどいのは、十分に加熱しないままゲストに生焼けのターキーを出してしまったら?😬
そこで、誰でもおいしくできる、シンプルなターキーの作り方をご紹介します!(最後にレシピあり)
すべての手順を再検討し、究極のサンクスギビングのターキーを作るための作戦を練り上げました!
まず、手順を5つの簡単なステップへと分けます。

ステップ1、ターキーを扱いやすいパーツに分ける:伝統的なやり方ではありませんが、ターキーを解体することで、すべてのパーツをしっかり加熱できます。胸肉っていつもパサパサしていますよね?それはこうして解決です。
ステップ2、ターキーに塩をすり込む:ターキーをジューシーに保つことができます。
ステップ3、 グレービーを作る:ターキーの鶏ガラを使うとグレービーが格段の仕上がりに。難しく聞こえるかもしれませんが、鶏ガラと野菜を一緒にローストして、水で煮出すだけです。前日にやっておくと作業が楽になります。
ステップ4、ターキーをローストする:網でターキーをローストすることで、すべての面がパリッと仕上がります。そして、オイルを塗りこむことで、均一に焦げ目がつきます。一番重要なのは、165°F(74°C)に達したらすべてのパーツをすぐに取り出すこと!加熱しすぎるとパサパサになってしまいます。
ステップ5、ターキーを取り分ける:解体済みのターキーをさらに小さく切り分けることで、取り分けが楽になります。
それぞれのステップを細かく見てみましょう!
ただレシピが欲しい場合には、この投稿の最後までスクロールしてくださいね。
ステップ1:ターキーの解体
ターキーをより小さく扱いやすいパーツに解体することでより速く調理ができ、特定の部分を加熱し過ぎてしまうのを防げます。
胸肉っていつでもパサパサになってしまいますよね?このテクニックを使えばその問題も解決できるし、各パーツごとに最適な時間で加熱することができます。
切り分け始める前に、あまりすべらないようにペーパータオルで水分を拭き取り、内臓と首を取り除きましょう。羽の先っぽを切り取り、それらすべてを横によけておきましょう。
ターキーをひっくり返し、ソリレス(ももの付け根にある部位)を引き出します。

皮にX字型に切り込みを入れ、ターキーからソリレスを引き出し、もう1度ひっくり返します。
続いては切り分けです。
解体すると、5つのパーツに分かれます:
胸肉と手羽:
ここの切り分けが一番簡単です。胸の骨の後ろにそって両側に包丁をすべらせます。
骨に沿って切り、できる限り肉を残さないようにします。
手羽は胸肉についたままのはずなので、切り離しましょう。
関節のつながっているところが見えるはずなので、そこを切り離します。
脚ともも:
ももから体を引き離しましょう。
関節に沿って包丁を動かし、ゆっくりと胴体から離します。前に引き出しておいたソリレスはこの部分にくっついているので、一緒に離れるはずです。
こうして脚ともものついたパーツが取れます。
それらを分けるには、脚とももをひっくり返し、真ん中に走る脂肪の筋を探します。この筋に沿って包丁をすべらせ、脚から離します。
簡単に離れない場合には、少しひねってみましょう。関節を外すのは少し力が必要かもしれません。
残りは捨てないで!

ここまでで残ったのは、鶏ガラと、羽の先と、首。これらはあとで出汁をとるのに使うので、捨てないでください。
複雑そうに見えてもご心配なく。ターキー解体の解説はこの投稿の最後にある動画に詳しく載っています。
ここまでできたら、大変なステップは終了です。
ステップ2:ターキーに塩をすり込む
塩、黒砂糖、黒胡椒、ガーリックパウダーを混ぜたものをターキーにすり込み、冷蔵庫で一晩寝かせることで、昔ながらのブライン(塩水)に浸けておくのと同じ効果が得られます。しかもこっちの方がずっと簡単です。
塩をターキーに塗ったら、覆わずに冷蔵庫に入れ、一晩寝かせましょう。
ステップ3:グレービー作り
取っておいた鶏ガラを覚えていますか?ここで出番です。一歩先にスタートを切るために、グレービーは前日に作っておくことをおすすめします。
鶏ガラ、羽の先、首を少しのオイルと塩、セロリ、玉ねぎ、ニンジンと一緒にトレイに置き、焦げ目がつくまでローストします。
余分なオイルを取り分け、ぬるま湯をトレイに入れて、焦げた部分もすべて取ります。
ローストした鶏ガラと野菜を鍋に入れ、ひたひたの水を入れて、煮込みます。
グレービーを作るには、ターキーの肉汁と小麦粉でルウを作り、準備したターキーの出汁をゆっくりと加えます。
塩胡椒で味付けをしたら完成です。グレービーを冷蔵庫に入れ、次の日に温めましょう。
ステップ4:ターキーをローストする
冷蔵庫からターキーを取り出し、キャノーラ油を少しすり込みます。皮にはブライン用の混ぜ物がたくさんついていますが、そのままにしておいて大丈夫です(オーブンの中で溶けて、ターキーに味をつけてくれます)。
すべてのパーツを425°F(220°C)で30分ほどローストし、瞬間温度計で10分ほど毎にすべてのパーツをチェックします。それぞれのパーツの中が165°F
(74°C)になるようにしたいのですが、それぞれで調理にかかる時間が変わってきます。
あまりにも速く加熱が進んでいる場合には、アルミホイルで覆ってください。
すべてのパーツが調理できたら、ホイルで覆い休ませます。
ステップ5:取り分ける
ほぼ完成です。あとは切り分けて、素敵に見せるだけです。
見栄えの悪いものはサーブするお皿の一番下に置き、美しいパーツ(スライスした胸肉や脚等)は上に置きましょう。
骨のついた部分(脚を除く)は、スライスして、骨を取り除きます。すべてのスライスには出来るだけ皮をつけたままにしましょう。
ローストしたオレンジ、レモン、ハーブでお皿を飾り付けましたが、そこまで頑張る必要はありません。見栄えに満足したら、完成です!
以上、5つの簡単なステップで、完璧なターキーの完成です!
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古典的な方法ではありませんが、より美味しいターキーが出来上がるなら十分でしょう?
🦃作り方🦃
材料(約15人前)
ターキー:6.8kgのターキー1羽
塩:1/4カップ
黒砂糖:大さじ2
挽きたての黒胡椒:大さじ1
ガーリックパウダー:大さじ1
お好みの料理油:振りかける用
ターキーの出汁
ターキーの鶏ガラ:1羽分
タマネギ:中くらいのサイズ1つを4つ切り
ニンジン:皮をむいて半分に切ったものを3本
セロリ:1/3に切ったものを3本
塩:お好み
お好みの料理油:振りかける用
冷水
ベイリーフ:2枚
グレービー
レンダリングしたターキーの脂またはバター:1/3カップ
中力粉:1/3カップ
ターキーまたはチキンの出汁:946ml
生のセージ:1束(あれば)
塩:お好み
挽きたての黒胡椒:お好み
作り方
前日に準備すること:
⑴ペーパータオルで水気を拭き取ります。首を出汁用に取り分けておきます。羽の先を切り、首と一緒に取り分けておきます。
⑵ターキーを8つのパーツに解体します。2つの胸肉、2本の脚、2つのもも肉、2つの手羽です。出汁用に鶏ガラを取り分けておきます。
⑶塩、黒砂糖、黒胡椒、ガーリックパウダーを小さなボウルで混ぜ合わせます。ターキーのパーツを皮を上にして網の上に乗せ、混ぜ物をたっぷりとかけます。
⑷覆いをせずに最低2時間、または一晩冷蔵庫で寝かせます。
出汁の作り方:
⑴オーブンを450˚F(230˚C)に予熱します。
⑵ターキーの鶏ガラ、羽の先、首と玉ねぎ、ニンジン、セロリをトレイに乗せます。軽く塩をして、油を振りかけます。
⑶30〜45分、または鶏ガラと野菜にしっかりと焦げ色がつくまでローストします。
⑷ローストした野菜、ターキーの鶏ガラ、そしてその他のかけらを大型の鍋に入れ、冷水をひたひたに注ぎます。
⑸ベイリーフを加え、中火で静かにコトコトと煮込みます。3時間ほど煮込みます(沸騰はさせないこと!)
⑹出汁を濾して、固形物は捨てます。この出汁は冷蔵庫で5日、冷凍庫では3ヶ月持ちます。
⑺鶏ガラ等を調理した後にまだ温かいままのトレイから、残った脂を小さなボウルに注ぎます。
⑻トレイに水を1カップ入れ、ローストして焦げたカスをこそげ取り、別のボウルに入れます。グレービー用にとっておきます。
グレービーの作り方:
⑴中型のソースパンを中火で熱します。ターキーの脂と小麦粉を入れ、混ぜ合わせます。絶えずかき混ぜながら、脂と小麦粉を5分ほど加熱します。これがルウです。生の小麦粉の味を消し、味を深めます。
⑵ルウにゆっくりと出汁を注ぎ、ダマにならないように絶えずかき混ぜます。沸騰させ、とろみがつくまで混ぜ続けます。塩胡椒で味を整えます。
⑶パンを火からおろし、室温になるまで置いておきます。ターキーと一緒にサーブするために温めるまで、冷蔵庫に入れておきます。グレービーは冷蔵で5日、冷凍では3ヶ月まで持ちます。
ターキーの焼き方:
⑴ターキーをサーブする2時間前に、オーブンを425°F(220˚C)に予熱します。
⑵冷蔵庫からターキーを取り出し、オイルをかけて予熱したオーブンに入れます。
⑶30分ローストしたら、トレイを回して均一に加熱するようにします。オーブンの温度を400˚F(200˚C)に下げます。最も分厚い胸肉に挿した瞬間温度計が160°F(70˚C)になるまで、またはもも肉が170˚F(77˚C)になるまでローストし続けます。20分したら温度チェックを開始し、適切な温度に達したパーツを取り出し、加熱しすぎないようにします。
⑷すべてのパーツが加熱できたら、アルミホイルでふんわりと覆い、グレービーを温める間5〜10分ほど休ませます。
⑸グレービーとお好みでセージを中型のソースパンに入れ、弱火にかけ、時々かき混ぜながら沸騰させます。必要ならば塩胡椒で味を整えます。
⑹ターキーとグレービーをお好みのサンクスギビングのお料理と一緒にサーブします。
これで完璧!どうぞ召し上がれ!
この記事は英語から翻訳・編集しました。