1. 『イカゲーム』のファン・ドンヒョク監督は、2008年に作品のアイデアを思いついた。当時、ファン監督も多額の借金を抱え、家族も経済的に苦しい状況にあったという。

2. 脚本は当初、1年かけて書き上げたが、10年後の2019年にNetflixに取り上げられるまで、いたるところでボツになっていた。

3. もともと映画用だった脚本をドラマ化するにあたり、ゲームの内容をより充実させ、初稿にはなかった警察官ファン・ジュノなどのキャラクターを追加した。

4. 作品に登場するゲームは、無邪気な子どもの遊びが残酷なものになるという形で、人間が社会によって無理やり大人なる様子を象徴している。

5. ファン監督は、主人公のギフンとその友人のサンウの役は、最初からイ・ジョンジェとパク・ヘスを想定していた。

6. セビョク役のキャスティングには苦労していた。しかしファン監督は、当時ニューヨークでモデルとして活躍していたチョン・ホヨンのオーディションテープを見て、この役にふさわしい人物を見つけたと思ったという。

7. 第6話でセビョクとペアを組んだジヨン役は、もともと男性の設定だったが、ファン監督は女性に変更した。

8. 「だるまさんがころんだ」に登場する巨大な人形は、韓国で70年代から80年代の子ども向け教科書に掲載されていた、象徴的なキャラクターがベースになっている。

9. 韓国カルメ焼きの型抜きゲームでは、撮影中の3日間、専門家を招いて本物のカルメ焼きを作ってもらっていた。

10. また、型抜きゲームのセットは、子どもの頃に感じた本物の遊び場の大きさを再現するために、遊具を巨大化した。

11. 綱引きのシーンの撮影では、機械を使ってロープの反対側を引っ張っていた。俳優たちは「本当に難しくて疲れた」と語っている。

12. また、ガラスの飛び石ゲームのセットは、地面から1メートル以上の高さにあり、キャストは本気で怖がっていたらしい。

13. ゲームの参加者の寮は、人間がモノとして扱われていることを強調するために、倉庫のようなデザインにした。

14. 棺はギフトボックスのような形をしている。これはこのゲームを作った人が自らを神様としてとらえ、死んでも参加者にギフトを与えていたことを表しているらしい。

15. アートディレクターのチェ・ギョンスンは、フェンシングのマスクや、韓国の伝統的なハフェタルと呼ばれるマスクからインスピレーションを受けて、スタッフのマスクを作ったという。

16. 焼却炉のある部屋のデザインは、アウシュビッツ強制収容所をモデルにしている。

17. 主人公を演じたイ・ジョンジェは、見ている人がギフンのキャラクターに好感を持てるようにするために、現場でファン監督とたくさん話し合ったという。

18. 撮影は2020年11月に終了した。

19. もし『イカゲーム』のシーズン2があるとすれば、フロントマンについて掘り下げることになるとファン監督は語っている。

この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈