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【LGBT】カミングアウトにまつわる、23の心温まる物語

「私にセクシャリティについて尋ねても、"ストレート"な答えは得られないだろう」

私たちはBuzzFeedのコミュニティにお願いして、カミングアウトの心温まる物語を共有してもらいました。素晴らしい回答をご紹介しましょう。

1.

初めてカミングアウトした人は、高校の親友だった。打ち明けたら、彼女が何と言うか、本当に心配だった。「ふーん、そう」という反応だった。そして彼女は静かにこうささやいた。「私もゲイなの」。最高のカミングアウトだった -レイチェル・エレン、Facebook

2.

高校入学の直前に、トランスであることをカミングアウトした。変人と思われていたし、自分をよく知る人も少なかった。ありもしない話をでっち上げられたり、気持ち悪いヤツだと避けられたり。デートの対象には全くならなかった。

大学3年の時に全てにうんざりした。男性が好きだったので、ある男の人を気晴らしにデートに誘った。数週間デートした後に、ジェンダーのことが問題になった。その時、彼が私のジェンダーや性のことを全く気にせず、人として好意を抱いてデートしてくれていたことに気が付いた。自分のアイデンティティを彼に説明するのは、今までカミングアウトした中では簡単で、気持ち的にも楽だった。そして彼と私は、1年にわたって結婚生活を送っている。 - ニック・シャーマン、Facebook

3.

祖母とはとても仲がよかった。大学に在籍していた時、数週間祖母のもとを訪れた。少し前に舌にピアスを入れていて、自分が唯一持っていた「ボール」が虹色であることは、完全に忘れていた。きついドイツ語訛りで祖母は「口に入れているそれは何?」と尋ねた。

「舌ピアスだよ、おばあちゃん」

「ああそう、でもあなたはちんちんを吸う方が好きなんでしょう? 5歳の頃から知っているから、わかるわ。」

祖母は大好きだ。- chadc46b2aa953

4.

父とディナーに行っていて、外へ出ようとしていた時に、私は「話しておきたいことがある」と切り出した。すると父はこう言った。「わかった、お前がゲイということだな、デザートにアイスクリームは?」- heidij4df6110ff

5.

1年生の頃からその男性とは親しい友人だった。言わなくてはならない本当に大切な話があると彼に告げると、彼も自分に言っておきたい大切なことがあると言ってきました。どちらが先に話すべきか、堂々巡りの議論をして、自分の話が大事なことだと主張し合った。そして彼は「君はゲイか?」と聞いた。自分はそうだと告げ、彼もそうだと言った!- ヘザー・チルモ、Facebook

6.

私はFacebookのステータスに、こう投稿して、学校の同学年の友人にカミングアウトした。『私にセクシャリティについて尋ねても、ストレートな答えは得られないだろう』- camtur

7.

何となく、兄にカミングアウトするのは怖かった。全く問題にしないことをわかっていても。ある夜の午後10時、私は無駄に長いメッセージを打ち、兄に送信した。無言のパニックになりながら画面を見つめ、「送信済み」が午後10時2分に「既読」になり、兄が返信を打ち始めたものの、途中で止めたのがわかった。

「兄が階段を登って来るのを耳にし、兄はドアを開けて「何て言ってほしいのかは知らないけど、誰のことを好きになろうとも、自分は気にしない。あなたは自分の妹だし、愛している」と言った。私は涙を流し始めた。その後、5分ほど抱きしめてもらい、兄はこう言った。「もしこのことで誰かに何かを言われることがあったら私に言いなさい。ぶっ殺してやるから」兄は大好きだ。- マデリーン・ミルトン(Facebook)

8.

クリスマスにプレゼントを開いていた時、いとこがスタッドイヤリングを欲しがる人はゲイだと言った。私がうっかりキッチンから「ちんちんが大好きだ」と叫んで、みんなにカミングアウトしたのはその時だった。叔母はパイを喉に詰まらせ、祖母は「あれで5回目よ」と言った。だが、みんな本当に嬉しそうだった。- ミゲル・エルナンデス、Facebook

9.

焼き菓子を通して家族にカミングアウトするというアイデアを思いついた。食べ物があれば、びっくりされないからだ。そこで真夜中に、作業に気付かれないようにしながら、私はカップケーキを焼き始めた。

最初は順調だった。大きな音を立ててみんなを起こさないように十分に注意をしていたが、突然卵がないことに気が付いた。でも問題はない、バナナで代用できるからだ。作業は再び順調に進んだが、ココアが足りないことに気付くと、少し焦り始めた。もう後戻りはできないからだ。気持ちを落ち着かせ、あるもので乗り切ろうとした。カップケーキがほんの少しチョコレート風味で、少しバナナの味がすればどうなるだろう? オーブンに入れれば、その後は全て上手くいくだろうと思った。だが間違っていた。アイシングを作り始めると、アイシングシュガーが全くないことに気付いたのだった。私は間違いなく失敗したことを確信した: アイシングがないのに、どうやってカップケーキの上に「私はレズビアン」と書けるというのだろう?しかし、それでも意思は固かった。

コーンスターチとグラニュー糖で間に合わせのアイシングシュガーを作れることに気付いた (Googleに感謝)。そのアイシングは、全くアイシングらしくなかったが、もはやどうでもよくなった。しかしまた別の材料が全く足りていなかった。着色料だ。食器棚の中を探し回ると、どれだけ長い間棚の中に放置されていたのかは不明だが、粉ジュースのクールエイドを見つけた。最終的に、スイカとイチゴ味の偽のアイシングを使った、ほんの少しチョコレート風味で、ほんの少しバナナ風味のカップケーキができた。カミングアウトは上手く行ったが、カップケーキは最悪だった - 誰も一口食べるとそれ以上手を付けなかった。だから子どもたち、カミングアウトのためにカップケーキを作る前には、きちんと材料が全て揃っていることを確認するのを忘れないようにしよう。- kacejac

10.

母と私は水泳プールにいて、母はプール近くの男たちを眺めていた。母は私の方に振り向き、男たちについて話をすると、私は「男には興味ないの」と言って、泳ぎに行った。- ヴィヴィアン・メイ、Facebook

11.

友達が私たちが所属するトランスのグループのために、トランスのブレスレットを一組注文していたので、私はそれを身に着けて家に帰った。母はその日のことについて話をしたがった。何分か経過すると、母はそれに気づき、それは何と尋ねた。私は話をし、ジェンダーの二分法を受け付けないことや、自分の性のアイデンティティがないことなどを話し、私たちは毎日を前向きに過ごすことができた。- トム・フェドリック、Facebook

12.

Instagramの投稿に「自分は今までで最も素晴らしいカトリック教徒だ、数年前に受難節のために異性愛を諦めたが、それでも力強く生きている」と書いてカミングアウトした。- ノエル・ルネ・フラグラード、Facebook

13.

私は、2014年のソチ・オリンピックの期間中に、ママにトランスジェンダーだとカミングアウトした。私は、各チームが性に基づいて分けられなければならない理由を尋ねた。「どちらにも適合しない人たちや、生まれた時は一方の性で今は反対の性である人たちはどうなるの?」 というようなことを私は言った。ママは知らないと言った。私は「私はオリンピックの楽しみから、のけ者にされたくない」と返した。彼女は、「いったい何を言っているの?」という目で私を見た。 そこで私は、女性として生まれてきたけれど、自分が男の子だと認識している、と説明した。ママはとても忍耐強く、受け入れていった。そのとき彼女が一番不安に思っていたことは、私がこれっぽっちも運動選手ではないということだった。私がオリンピックに出られないとしたら、それは私がとにかく運動ができないからだ。– サム・プライジェン、Facebook

14.

イースター休暇の時、私は祭りのノリで新事実を伝えることに決めた。イースターのかごと、色を塗った5つの卵を手に取り、それぞれの卵に「私はゲイだ」という文字を入れた。そこには「お父さん、今こそ全ての卵を1つのかごに入れて賭けに出る時だと思ったんだ。愛している、ジェイク」と書いたメモを入れた。もちろん、後で爆笑となり、愛のハグをしてもらった。- GovernorWagner92

15.

まず友達にカミングアウトしたら、私の方を見て、「やっと言ったか」と言われた。自分自身は時として最大の敵である。- ダニエル・ファイアーストーン、Facebook

16.

親友に自分はゲイだと告げると、彼女は「うん、どう見てもそうね」と言ったので、本当にそれほどバレバレなのか尋ねると、「少なくとも1日に1回はどれほどシェイ・ミッチェルが好きか語っているから」と言われた。 - chloew402c11a2e

17.

18.

初めて仕事にオンラインで応募した時。父が一緒に座って正しい情報を入力したか、正しい欄をクリックしたかなどを確認してくれた。その時、あるドロップダウン・メニューの問いに行き着いた。「セクシャリティ」だ。メニューを表示するために、ゆっくりと矢印をクリックした。選択肢はこうだった。「非同性愛者、ゲイ、バイセクシャル、言いたくない」。最後の選択肢を選ぶと、父は「どうして?」と尋ねた。私は「会社側は自分について、あらゆることを事細かく知る権利があると思っているだろうから」などと適当な言い訳をした。すると父は私の方を見て、マウスに手を置き、メニューをクリックし、ゲイを選択して応募を続けた。」- イミー・ドーン、Facebook

19.

私たちは当時13歳で、真実を言うか、無茶ぶりをするか、という遊びをしていた。手短に言うと、彼女がカミングアウトしたので、私もすることになった。その後、私たちは付き合うことになった。彼女は自分が付き合う最初で最後の女性になるだろう。- emospice

20.

私がかなり保守的な祖父にカミングアウトしたのは、ちょうど彼が記憶を失い始めたころだった。

私にはガールフレンドがいるの、と伝えると彼はこう言った。「いいかい、よく聞くんだよ。私に会うたびに、そのことを思い出させておくれ。私は忘れたくないし、おまえを悲しませたくないのだから」 – コナー・ドーバースタイン、Facebook

21.

友達に「私は全性愛 (パンセクシャル)」という文字を入れたフライパンに、キスをする写真を送った。友達はその意味を知らなかったので、勘違いさせてしまい、台所用品がそんなに好きなのかと尋ねられてしまった- sophian4de2011ce

22.

17歳の時、フェミニスト雑誌のブログを作成するインターンをしていて、バイセクシュアルやパンセクシュアルにまつわる都市伝説に関する記事を書いた。記事は「最近、私はバイセクシュアルであることをカミングアウトした (母へのサプライズ!)という文で始めた。」- レックス・エレンサル、Facebook

23.

14歳の頃から女の子に惹かれていた。非常に宗教色が強い環境の中で育ったので、人生ではずっとその感情を抑えるように間接的に教えられてきた。しかし、どれだけ「ゲイの心が去るように神に祈って」みても、女性に魅了される気持ちは消えなかった...…。 ある日、父と電話で話していた時のこと。父は慎重な口調でこう言った。「愛したり、愛してもらったりする人を探そうとしているのはわかっている。わかっていてもらいたいのは、もし女性と付き合うことを選んだとしても、愛する家族に娘が増えることは大歓迎だからね...… 誰にでも、愛する人や、人生を分かち合う人が必要なんだから」 - kristinad4d5857f76