前足を失ったわんこ。義足を着けて超ハッピーに

    今は歩く練習中!

    こちらはタイのわんこ、コーラ。1歳の雑種犬だ。

    前足を失ったコーラは動物福祉慈善団体「ソイ・ドッグ財団」に、義足を着けてもらった。見ての通り、信じられないくらい大喜びした。

    動物病院のスタッフがまず最初に直面した課題は、コーラを座らせることだった。コーラがとても興奮していたからだ。

    最終的に、スタッフは新しい足を何とか紐で固定することができた。

    取り付けができると、コーラはすぐに自分の足で立ち上がった。

    少しだけジャンプすることもできるようになった。

    コーラは子犬だった2016年5月に、前足を失った。

    生後9カ月だったコーラは、近所に住む36歳の男の家に迷い込んだ。この男は、彼の靴を1足噛んでしまったコーラを刃物で切り付けた。その後、この男は、2014年に制定されたタイの動物福祉法に基づき、懲役1カ月の判決を受けた。

    襲撃を受けた後、コーラはソイ・ドッグ財団に保護され、バンコクにある動物病院に入院した。

    コーラの治療費は、支払う余裕がなかった飼い主に代わって、ソイ・ドッグ財団が支払った。財団の共同設立者ジル・ダリーは、コーラの容態が安定するのを待ち、プーケットからバンコクへと飛んだ。コーラを引き取って、プーケットにある財団の本部で義足を着けるためだ。

    コーラは現在、プーケットに住むソイ・ドッグ財団のジルと、彼女の夫、ジョンとともに生活している。

    ジルは、2004年、洪水の中、水牛のいる畑から犬を救出しようとして敗血症に感染。両足を切断して義足を使うようになった。同じく義足を使っているコーラを、ジルは大好きになり、以来面倒を見ている。夫ジョンはABCに対し、次のように語った。「コーラがいい例ですが、犬にはいつも感心させられます。残酷なことに耐えなくてはならなくても、すぐに人間を許し、素晴らしいペットになってくれます」

    コーラ、君はとてもラッキーなわんこだね!

    コーラの映像はこちら。

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