講談社『ゲームの歴史』回収が決定。書店には既に案内済み「修正版販売の予定はございません」

    講談社に問い合わせたところ、「読者に誠実な対応をとるために、月曜に詳細を発表させていただきます」とのことでした。

    内容に多くの誤りが含まれているとして、一部で物議をかもしていた書籍『ゲームの歴史』(岩崎夏海、稲田豊史)について、講談社から各書店に対し、4月7日までに販売中止と回収の案内が送られていることが分かりました。

    講談社に問い合わせたところ、「読者に誠実な対応をとるために、月曜に詳細を発表させていただきます」とのこと。

    講談社『ゲームの歴史』

    同書は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の岩崎夏海氏と、『映画を早送りで観る人たち』で知られる稲田豊史氏による共著(全3巻)で、昨年11月に講談社より発売されました。

    しかし発売後から「間違いだらけ」「ツッコミどころが多すぎる」などの指摘が寄せられ、講談社のサイトでは3月17日に「書籍『ゲームの歴史』全3巻(2022年11月刊)について」とのお知らせを掲載。内容に対し指摘が相次いでいることを受け、「現在、編集部と著者で全体の確認作業を行っております」とコメントしていました(関連記事)。

    Twitter上では「講談社から返品の案内が来た」という書店関係者からの報告もみられ、それによると、現在店頭にある在庫については返品対応となり、「修正版販売の予定はございません」(案内状より)とのこと。Amzazon.co.jphontoなど、一部のオンライン書店では既に商品ページも削除されており、購入できない状態となっています。