ライブドアが運営するYouTube企画「ゲームさんぽ」のチャンネル名が突如変更され、ファンの間で物議をかもしています。
これまでは「ゲームさんぽ/ライブドアニュース」だったところ、「ゲームさんぽ」の看板が外れて「ライブドアニュース」単独に。
その前後の対応がファンの怒りをかい、チャンネル登録解除が続出する事態に発展しています。
「ゲームさんぽ」とは?
「ゲームさんぽ」は、ゲームの世界を専門家と歩きながら、その道のプロしか気づけないような発見やこだわりを解説するYouTube番組。
気象予報士の石原良純さんと『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を、国立美術館の主任研究員と『あつまれどうぶつの森』をめぐるなど、100万再生を超えるヒット企画を多数生み出してきました。
発案者の「なむ」さんとともに、ライブドア社員であるマスダさん、イイダさんが編集者として運営を担当しており、当初はライブドアニュースのいち企画としてスタート。
ゲームさんぽのファンが増えたことで、YouTubeチャンネル名が「ゲームさんぽ/ライブドアニュース」と連名になり、42万人を超えるチャンネル登録者数を集めていました。
チャンネル名から「ゲームさんぽ」が消える
2月14日深夜、イイダさんが自身のTwitterで「本日『ゲームさんぽ/ライブドアニュース』はゲームさんぽの看板を下すことにしたようです」「この決定については私も今日知らされました」と困惑をうかがわせながら投稿します。
続いて、「本当は今日言うつもりじゃなかったんですが、ライブドアを今月で退職します」と報告。あくまで「円満退社」であり、「ゲームさんぽは個人的にも続ける」とファンに伝えました。
合わせて、もう一人の担当者マスダさんも退職を発表。
マスダさんはゲーム業界に転職し、「今後の環境的にゲームさんぽに関わることができるかはわからない」としています。
「これはさすがに違うと思います」「納得できない」怒りの声が飛び交う事態に
突然のチャンネル名変更、そして企画を支えてきた担当者2人の退社を受け、ファンは騒然。
今後「ゲームさんぽ」はどうなるのだろう…と不安に感じていたところに、同14日深夜、チャンネルに投稿された動画が、ホリエモンこと堀江貴文さんがニュースを解説する「堀江の一本」でした。
堀江さんは、同じ日に同社のエグゼクティブ・アドバイザーに就任したばかり。動画領域の拡大に注力し、YouTubeでのコラボ企画やニュース解説番組などを予定している――と発表されていました。
「ゲームさんぽ」はもともとライブドアニュースのチャンネルでもあったため、記事に関わるインタビュー動画などが投稿されることは、これまでにも時おりありました。
ですが、いきなり大きく毛色が違う動画が投稿されたこと、ファン層の相性が悪かったこと、これまで「ゲームさんぽ」が積み上げてきたチャンネルを“横取り”する形になったことなどから、視聴者からは困惑と怒りの声が上がっています。
ゲームさんぽだからこそチャンネル登録をしました。情報の明確な出典もなく、自分の中の考えを断言する人ほど信用してはいけない。悲しいですが、チャンネル解除します。
ライブドア側がどんなに円満で済んだことでも視聴者側に配慮の欠片も無かったことがとても悲しいですし納得できないです。
これはさすがに違うと思います。バズったアカウントを乗っ取ってアフィに繋げるTwitterアカウントと何が違うの?
担当のお二人が退職されるとのことで、企画存続が困難だと判断されてのチャンネル名変更だと推察されますが順番が違うと思います。経緯説明からのチャンネル名変更ならここまでの騒ぎにならなかったなぁと。
42万人→39万人に激減
2月14日時点では42万人だったチャンネル登録者数は、15日午前11時時点で39万人になり、3万人減。
Twitterでは「ゲームさんぽ」「登録解除」がともにトレンド入りし、さまざまな意見が寄せられています。
多いものは「もっと丁寧に順番を踏んでほしかった」というもの。
メインの企画者たちにも知らされず、突然チャンネル名が変更され、と新たな動画シリーズの投稿がはじまったことに、ライブドア側への不信感を示しているファンが多いようです。
騒動を受け、いいださんは「堀江さんは何も悪くない、申し訳ない」とコメントしています。