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マスクでも映える「血色感」どう作る? 秋冬マスクメイクのお悩みに答えます!

マスクが手放せない日々が続くなか、メイクやスキンケアのお悩みも例年とは変わってきそう。資生堂さんにアドバイスを聞きました。

新型コロナの影響が続くなか、まだまだ手放せないマスク。この夏、マスクとメイクの共存に悩んだ女性も多いのでは?

資生堂が6月に実施した調査では、夏場のマスクの悩みとして多くの人が「暑い」「マスクの中が蒸れる」「化粧崩れが気になる」などをあげています。

季節の変わり目で少しずつ暑さが和らいでいる昨今、秋冬もマスクとうまくやっていくためには?

資生堂PRグループの竹政佳恵さんに聞きました。

Q.秋冬に想定される、マスクのお悩みは?

マスク着用時の悩みは、通年大きくは変わりません。蒸れやすく、着脱時に肌との摩擦も発生しますので、化粧崩れや肌トラブルをどう防ぐかが課題になってくると思います。

春夏と違う秋冬の最大の敵は、乾燥

オフィスでちょっとドリンクを飲む時、カフェでランチする時など、マスクを外すと冷えて乾燥した外気にさらされることになります。寒暖差が大きく、肌への負担が増えるので、例年以上に保湿に力を入れましょう。

日常的にマスクをするようになっても、忘れないでほしいのは紫外線対策!

マスクで肌が隠れていると、紫外線からも守られていそうなイメージもありますが、紫外線はマスクを透過することがあり「マスク焼け」に注意が必要です。

夏場ほど日差しが強烈でなくても、実は9〜10月も紫外線はまだまだ多く、5〜6月の初夏と同じくらいとされています。

涼しくなって汗をかかないと怠りがちですが、数時間おきに塗り直せたらベスト。マスクのつけ外しで取れやすい部分を意識的につけ直してください。

Q.汗、蒸れでファンデーションが取れやすくて困ります。ベースメイクのポイントはありますか?

猛暑とマスクの組み合わせは本当に大変でしたよね。「マスクをつけていると崩れやすい」、その問題は秋冬も変わりません。

メイク持ちをよくする方法としては、崩れ防止のミストを使うこと。普段のメイクを終えたあと、シュッと一吹きするだけで、ポイントメイクも含めて肌に密着し、崩れにくくなります。

この数年、さまざまな商品が出ていますし、持ち運びに便利な小さなサイズのものも。お気に入りのパッケージや香りで選んでください。

まだまだ残暑が残る日は、ファンデーションを「水あり使用」で一工夫。

いつものスポンジにまんべんなく水を含ませてから、3分の1程度を濡れたまま残し、残りの部分をぎゅっと絞って水気を切ります。

残った水分をなじませて、全体がほどよく湿った状態になれば完成。そのスポンジでいつも通りファンデーションを塗り広げます。

ひんやりとした使い心地でベタつかず、密着感のある仕上がりに。ぜひ試してみてください。(※使用前に、水使用できる商品であることを確認してください)

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「水あり使用」の動画解説

Q.マスクが触れる部分の肌が荒れがち。赤みやニキビが気になります。

マスクの着脱を繰り返すことで角質が剥がれやすくなり、バリア機能が低下します。マスク内部は湿度が高く、雑菌も繁殖しやすいのでニキビもできやすいんです。

私もマスクを長時間つけるとすぐに赤くなってしまうタイプなので「肌が荒れるからファンデーションをつけたくない」と思う気持ちもよくわかります。

肌荒れしていると何もつけない方がいいと思いがちですが、ファンデーションを塗ることでマスクが肌に直接触れずにすみ、着脱による摩擦から肌を守ってくれます。日焼け止めやファンデーションで、1枚クッションを挟むのがおすすめです。

普段はそこまで気にしていない方でも、この秋冬は敏感肌用やニキビができにくい処方のもの、薬用スキンケア効果がある下地やファンデーションなどを選ぶとよいかもしれません。

Q.目元や口元、ポイントメイクで意識すべき点は?

マスクを着用していても見える、目元や眉中心のトレンドはしばらく続くでしょう。

その分、気合を入れてやりたくなってしまいますが、マスクの白とのコントラストで強く見えがちなので注意。

アイライナーにブラックではなくブラウンを使うなど。いつもより少しやわらかめを意識すると全体のバランスがよく見えます。

眉毛は、普段よりワントーン明るめに&パウダータイプでふんわりやわらかくするのがおすすめ。軽やかに仕上がりますよ。

前髪と眉のバランスも重要です。厚い前髪で眉を覆い隠すと、表情がわかりにくく暗くさみしげな印象に。透け感、立体感を意識してください。

リップは、やっぱりマスクについて落ちてしまうのが一番の悩みですよね。取れにくいティントタイプを選ぶ、着用前に一度ティッシュオフする、などが工夫できるポイントでしょうか。

秋冬はマットリップを活用するのもおすすめ。トレンドカラーも手に入りやすいです。

露出が少なく、服装もダークトーンが増えるこれからの季節は、顔色がくすんで見えがち。眉やメイクに赤みを足して血色感を演出することを意識するとよいと思います。