アリエルにはモデルがいた! 実在する人物が元になった意外なキャラクター 14選
他にも『インディー・ジョーンズ』シリーズや『アイアンマン』にも、実はモデルがいたんです…!
1. 『リトル・マーメイド』アリエル/アリッサ・ミラノ
『リトル・マーメイド』(1989)のアリエルの元になったのは、モデルのアリッサ・ミラノだそうです。
アリッサ自身は、自分の写真を元にアリエルの顔が描かれたのを映画の完成後に知ったとか。
2. アースラ/ディヴァイン
同じく『リトル・マーメイド』に出てくる海の魔女アースラのモデルになったのは、伝説のドラァグクイーン「ディヴァイン」。2人を比べてみると…本当にそっくり!
制作側は当初、女優のジョーン・コリンズをイメージした悪役を考えていましたが、ディヴァインをモデルにしたアースラの方がしっくりきたそうです。
3. 『ジャングル・ブック』4羽のハゲタカ/ビートルズ
『ジャングル・ブック』がアメリカで公開された1967年当時、ビートルズは世界を席巻するビッグアーティストでした。
その人気にあやかり、制作サイドは4羽のハゲタカのキャラクターを、ビートルズの4人に似せた髪形にしました。
ビートルズには声の出演も依頼していたものの、ジョン・レノンが断ったと言われており、実現には至らなかったそうです。
2006年公開の実写リメイク版でも、ジョン・ファヴロー監督は元ビートルズのポール・マッカートニーとリンゴ・スターに出演依頼を試みましたが、こちらも叶いませんでした。
4. 『不思議の国のアリス』/アリス・リデル
『不思議の国のアリス』(1865)の作者ルイス・キャロルは、アリスのモデルとされるアリス・リデルの一家と家族ぐるみの付き合いがありました。
アリス・リデルと小説の中のアリスには共通点がいくつもあり、物語の日付が彼女の誕生日(5月4日)や、その半年後(11月4日)に設定されていたりします。
作中には、各行の最初の文字をつなげるとアリス・リデルの名前のつづりになる詩もあります。
5. 『サイコ』ノーマン・ベイツ/エド・ゲイン

映画『サイコ』(1960)に出てくるノーマン・ベイツのモデルになったのは、エド・ゲインという男性。
彼は1900年代初め、殺人のほか墓場荒らしと死体損壊を繰り返し、その残虐さで知られる殺人鬼です。
『サイコ』のノーマンと同じく、母親に対して倒錯した愛情と執着を抱いていました。
ゲインの猟奇的な異常行為は、『悪魔のいけにえ』『羊たちの沈黙』など、他のホラー映画のインスピレーションにもなっています。
『サイコ』はフィクションとして観ても身の毛のよだつ作品ですが、実際にあった殺人事件を元にしているとなると、なおさら恐ろしい…。
6. 『きっと、星のせいじゃない。』ヘイゼル/エスター・アール
『きっと、星のせいじゃない。』(2014)のモデルになったエスター・アールは、がんと闘う自分の姿をYouTubeに投稿しており、彼女には多くのファンがいました。
作家ジョン・グリーンもその1人で、彼はエスターの家族と個人的な付き合いに発展します。
エスターが16歳でこの世を去ったあと、彼女に捧げる本『さよならを待つふたりのために』(映画原作)が生まれました。
7. 『インディ・ジョーンズ』シリーズ、インディアナ・ジョーンズ博士/ハイラム・ビンガムIII世

映画『インディージョーンズ』シリーズの主人公、インディアナ・ジョーンズ博士のモデルになったのは、ハイラム・ビンガムIII世。
彼はイェール大学の歴史研究者で探検家でもあり、西洋人として最初にマチュピチュの遺跡を発見、調査したことで知られています。
2人の類似点はたくさんありますが、何よりハイラム・ビンガムIII世を連想させるのは、マチュピチュにほど近い設定とされる『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』の冒頭シーンでしょう。
9. TVドラマ『スキャンダル 託された秘密』オリヴィア・ポープ/ジュディ・スミス
同作の主人公のモデルとなったジュディ・スミスは弁護士で、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の元で危機管理担当の補佐官を務めた人物でもあります。
オリヴィアの凄腕キャラにはジュディ・スミスの仕事ぶりが反映されていますが、ドラマと違って大統領との不倫関係はありません。
10. 『タイタニック』/モリー・ブラウン

タイタニック号の乗客モリー・ブラウンは、映画と同じく沈没事故を生き延びた人物です。
モリーはみずから多数の乗客の救出にあたったことで知られ、乗っていた救命ボートで他の生存者を助けに戻るべきだと主張した一人です。
11. 『マペット・ショー』ミス・ピギー/ペギー・リー
コメディ番組『マペット・ショー』に登場するミス・ピギーは、感情豊かで個性の強い人気キャラクターです。
そのモデルとなったのは、アメリカの歌手ペギー・リーだそう。
制作者は当初ひそかに、同キャラクターを「ミス・ピギー・リー」と呼んでいたものの、本人から訴えると言われてやめたのだとか。
13. 『シカゴ』ロキシー&ヴェルマ/ベルヴァ・ガートナー&ビューラ・アナン
『シカゴ』(2002)のロキシーとヴェルマのモデルとなったのは、ベルヴァ・ガートナーとビューラ・アナンという2人の女性。
彼女たちは1920年代、共に愛人を殺害した容疑で起訴されますが、後に無罪放免を勝ち取っています。
14. 『ジョーカー』/グウィンプレン
『ジョーカー』(2019)は、ヴィクトル・ユゴーの小説が原作のサイレント映画『笑う男』(1929)でコンラート・ファイトが演じた、醜い顔を持つ旅芸人のグウィンプレンを元にしていると言われています。
グウィンプレンは実在の人物ではありませんが、不気味にずっと笑っている姿やオールバックの髪が特徴的です。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:石垣賀子 / 編集:BuzzFeed Japan