ある高校生が刻んだ繊細すぎる切り絵に、きっとあなたも驚きます。

    美しすぎてため息が出ちゃう……意外なものに刻まれた「切り絵」がTwitterで話題です。

    意外なものに刻まれた切り絵がTwitterで「美しすぎる」と話題になっています!

    高校生が修学旅行をきっかけに作った、ある「切り絵」の投稿が、9千以上リツイート、2万9千以上いいね(1月28日現在)され話題になっています。

    リプ欄には「天才か!」「すごすぎる…」などと賞賛の声が寄せられています。

    一体どんな作品なのでしょうか……?

    絵が刻まれているのは、なんと……

    BuzzFeed Newsはこの作品を制作した金平糖さんに取材しました。

    この切り絵をつくった金平糖さんは、高校3年生。

    切り絵の制作活動を以前から続けており、この作品は、高校2年生の時のものです。

    修学旅行で訪れた京都の南禅寺の近くで紅葉の葉を拾い、自宅に持ち帰って制作したといいます。

    「葉に対する文字やその他の切り抜きのバランス」を特にこだわったといい、こう話します。

    「とにかく一枚しかない紅葉で失敗しないように細心の注意を払いました。葉脈があるのでいつもの紙より切りにくく、かなり難しい作業でした」

    和歌「枝々を 透きて日の照る 紅葉かな」の意図とは?

    葉に刻まれている俳句は、大正から昭和にかけて活躍した俳人、久保田万太郎の作品です。

    この句を選んだ理由は「完成後、日に透かして撮影することで句と作品に関連性を生み出せると思ったから」とのこと。

    たしかに写真を見ると、和歌の「日」という字と夕日が綺麗に重なっています!

    一枚の紙から生み出される美しい草花たち

    金平糖さんは、普段から「自然の美しさ」をテーマに切り絵を制作しています。

    素材である紙を最大限に生かした「上品で繊細な作品」を目指しているそうです。

    修学旅行がきっかけで生まれた今回の作品。一緒に参加した同級生からの反応も上々だったようです。

    「SNSで投稿したところ、学校やSNSで普段あまり関わったことのない同級生にまで褒められました」

    またTwitterでの反響を受け「修学旅行から1年以上経った今、さらに多くの方々に見ていただけて、とても嬉しい気持ちでいっぱいです」と語りました。

    一枚の紙で、美しい自然を表現する金平糖さん。これからの作品からも目が離せません!