『バービー』の女優、映画出演に葛藤「出演できる『体形』ではないと…」

    8月11日に全国公開された実写版『バービー』に出演する俳優イッサ・レイが、出演オファー時、自身の体形に自信を失っていたと暴露しました。監督の作る包括的なバービーの世界観が、出演を後押ししたといいます。

    イッサ・レイは、アフリカ系アメリカ人女性たちの生きざまを描いたコメディドラマ『インセキュア』で知られる俳優です。

    イッサは8月11日に全国公開された、グレタ・ガーウィグ監督の実写版『バービー』に、「大統領バービー」役で出演しています。

    Glamourのインタビューで、出演依頼を受けた際に自身の体形に不安を抱えていたと振り返りました。

    Closeup of Issa Rae

    多様性や包括性を重視した配役が話題となった同作品。イッサの心境にも変化があったといいます。「グレタ監督の描くバービーの世界には、いろんな体形の人がいることに気づいた」と語りました。

    加えてイッサは、同作品の世界観を賞賛しました。

    「本当にいろんなタイプのバービーがいて、いろんなタイプのケンがいました」

    「バービーの世界は完ぺきです。バービーの世界にいるみんなが、完ぺきなバービーです。そのことを、とてもうつくしいと感じました」

    「この作品の中では、世界中のほとんどの人が、なんらかの形で表現されています。それは簡単なことじゃない」

    「『私みたいな人はいなかった』と感じる人がいるかもしれません。でも、誰もが受け入れられるバービーの世界を作るために、たくさんの努力があったことを知ってほしいです」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:筒井華子