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【画像】「反LGBTQ」の議員たちを、AI技術でドラァグクイーンに変身させたら…

アメリカでドラァグショー禁止の動きがあるなか、とあるカップルがAIを使い、共和党議員たちが「ドラッグクイーン」になった想像の姿をSNSに投稿しています。

アメリカのマイク・ペンス前副大統領が、ドラァグクイーンに変身…!?実はこれ、AIで生成した画像なんです。

ドラァグクイーンとは、派手な化粧や衣装で女装してパフォーマンスをするエンターテイナーのこと。ドラァグ文化の起源には諸説ありますが、ゲイ/バイセクシュアル男性のコミュニティーを中心に発展してきました。

アメリカ在住のカップルがAI技術を駆使し「反LGBTQ」の共和党議員たちをドラァグクイーンに変身させたシリーズが、SNSで話題になっています。

アメリカでは、共和党を支持する傾向がある「赤い州」のうち、16州がドラァグクイーンのパフォーマンスを規制する動きをみせています。

CNNによるとテネシー州は3月2日、全米で初めて公でのドラァグショーを禁止する法案を可決しました。LGBTQコミュニティーやアライ(性的マイノリティーを支持する人々)からは、強い反発の声があがっています。

法案に「ドラァグショー」と明記されてはいないものの、「異性装」でのショーやトップレスダンサーなどによる公演を「子どもへの悪影響」を懸念して禁止するという主旨になっています。

公共の場でこれらのパフォーマンスをした場合は軽犯罪に問われ、違反を繰り返した場合は重罪に問われる可能性もあります。

法案の起草者の1人、共和党のジャック・ジョンソン上院議員は、「マイノリティーを狙ったわけではない」「性的なパフォーマンスから子どもたちを守るための法案だ」とCNNに話しています。

このニュースを受け、AIアーティストのクレイグさんと夫のスティーヴンさんは「議員にドラァグをさせる」という斬新なアイデアを思いつきました。

2人が運営するInstagramのフォロワー数は、23万人以上。

「私たちはドラァグが大好きです。ドラァグショーを禁止する法案を耳にし、何かしなければと思い、このAIアートを作成しました」と、クレイグさんはNBCニュースの取材に答えました。

「投稿から、ドラァグは怖いものではないと発信したいです。おもしろいし、考えさせられるし、私たちのようにゲイじゃなくても楽しめます」とスティーヴンさん。「共和党支持者も、この画像を見て笑ってくれたら嬉しいです」