「不安な気持ちになる」趣味で始めたフルーツや野菜の彫刻写真がインスタで大注目

    「5、6年前にネットでカービングの世界を知りました」

    ずっと見入ってしまうような野菜やフルーツの彫刻(カービング)の写真を、Instagramに投稿しているアカウントがあります。

    投稿者の岳さん(@gakugakugakugakugaku1)は、繊細かつ華やかなバラや亀甲模様などを彫っています。

    3月13日現在、3万人以上のフォロワーがいる岳さん。カービングの作品は海外メディアにも取り上げられ、世界中で注目されています。

    「僕のカービングはすべて独学です」と岳さんはBuzzFeed Newsに話します。

    料理人を務めている岳さんが、趣味として始めたカービング。「5、6年前にネットでカービングの世界を知りました。1年ぐらいやりましたが、独学の限界を感じ挫折しました」

    そして数年後、テレビで武井壮さんのある言葉を聞きます。「まずは体をコントロールする技術を鍛えろ。そうすることで人が3年かかることが1年で出来る」。

    「理にかなっている」と思った岳さんは、カービングを再開。

    「ひたすらコントロールの練習しました。そして今が有ります」

    海外の一部のファンは、意外な理由で岳さんの作品を楽しんでいるようです。

    野菜やフルーツに刻み込まれる、たくさんの穴。

    海外では、岳さんが彫る模様に「すごくかっこいいけど、説明ができないほど不安な気持ちになる」という理由で魅了されている人たちがいます。

    「集合体恐怖症が発症している」とTwitterに投稿している人も。

    「不快だけど、同時に満足感を与えてくれる」。一瞬だけ鳥肌が立つ感覚を、楽しんでいるそうです。