【フロリダ銃乱射】トランプ氏「祝福に感謝」のツイートに批判殺到

    アメリカ史上最悪の銃乱射事件を受け、トランプ氏は「イスラム過激派のテロリズムについて正しかった、と祝福してくれて感謝している」。

    6月12日、アメリカ・フロリダ州のナイトクラブで銃乱射事件。アメリカ史上最悪の銃撃で、49人が犠牲になった。

    トランプ氏はTwitter上で自身の発言が正しかったと述べた。

    Appreciate the congrats for being right on radical Islamic terrorism, I don't want congrats, I want toughness & vigilance. We must be smart!

    イスラム過激派のテロリズムについて正しかった、と祝福してくれて感謝している。だが祝辞はいらない。欲しいのは頑丈さと警戒心だ。私たちは賢くなければいけない!

    これに対し、ジョージ・タケイを含む多数のTwitterユーザーの批判が殺到している

    Once again, Donald, you have shown why you cannot lead us. 50 people are dead, and you bask in congratulations. https://t.co/pUN7ceAff7

    ドナルド、またもや大統領として私たちを指導してはいけない理由を示してくれたね。50人も死んでいるのに、あなたは祝福に浸っている。

    大統領選の候補者であるトランプ氏とクリントン氏は、声明も発表した。

    ドナルド・トランプ氏

    大急ぎで私たちが頑丈に、そして賢くならないと、国は存在しなくなります。リーダーたちが弱いがために——こういう事件が起きることを私は告げていました——さらに悪化していくのです。私は命を救い、次のテロ攻撃を回避しようとしています。もう、公正でいるわけにはいかないのです。(中略)10万人以上の生涯移住者を中東から受け入れてきていますが、アメリカでは2001年9月11日以降、数百人もの移住者やその子供らがテロへの関与を示してきました。ヒラリー・クリントン氏は大統領の1期目で、中東からの受け入れを劇的に増やそうとしていますが、私たちは審査することも、支払いをすることも、そして二世が急進的になるのを避ける方法もないのです。

    さまざまな背景や信条を持つアメリカ国民全員を、イスラム過激派のテロから守る必要があります。イスラム過激派の支持者は、女性、ゲイ、ユダヤ教、キリスト教そしてアメリカ人すべてを嫌っているのです。私は、すべてのアメリカ国民のための大統領になり、アメリカ国民全員を保護します。みんなのために、アメリカを再び安全な国にしていきます。そして再び偉大な国にしましょう。

    ヒラリー・クリントン氏

    これはテロ行為です。(中略)今のところ私たちは、国内外の危機から国を守る努力を強めなければいけないと断言できます。つまり、同盟国とパートナーの国々と協力し、アメリカ国内外からリクルートしようとしている国際テロ組織を、追い詰めて打倒することです。アメリカの防衛を強化することでもあります。また、脅威に怯えるのを拒否し、価値観に忠実であり続ける必要があります。

    また、これは憎しみの行為です。犯罪者は、LGBTのプライド月間に、LGBTのナイトクラブを襲撃したのです。LGBTコミュニティの皆さん:あなた方には何百万人もの味方が国中にいることをどうか知っておいてください。私もその一人です。恐れず自由に生きる権利のために闘い続けます。憎しみは、アメリカにふさわしい場所ではありません。

    UPDATE

    当初の記事では、犠牲者は50人と記していましたが、死者50人のうち容疑者が含まれていたため、「49人が犠牲」と表記を改めます。