国によっては犯罪扱いの同性愛、LGBTQユーザーを守る出会い系アプリ「Tinder」

    「出会い系アプリをおとり捜査用のツールとして使う捜査機関が存在します」

    出会い系アプリ「Tinder」に新機能が搭載されたと聞いたとき、マッチングアプリを忌み嫌っている筆者の反応は、いつも通り「どうせ、夢見がちな私たちの日常を余計に痛々しくする方法を見つけたんでしょ」というものだった。

    ところが、LGBTQのTinderユーザーを守ろうとするその新機能は、筆者の考えたものと違っていた。

    これは安全策であり、同性愛が犯罪とされる国で暮らすユーザーに警告を表示し、そのユーザーのプロフィールを自動的に隠してくれる。ユーザーが選べば、プロフィールを改めて公開することも可能だ。

    Tinderは新機能の説明文に、「出会い系アプリをおとり捜査用のツールとして使う捜査機関が存在します」と書いた。さらに、国によっては、同性の出会いが目的のアプリやサイトでやり取りすることを犯罪として取り締まる法律もあるそうだ。

    性的指向に関する法律が敷かれている国かどうか気になる場合は、こちらの地図で確認しよう。すべき事柄はまだたくさん残っているが、LGBTQコミュニティの保護につながる一歩を踏み出すTinderを応援している。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:佐藤信彦 / 編集:BuzzFeed Japan