規律ある厳しい生活を「塀の中」で送っていた元囚人たち。外の世界に戻っても、ついやってしまう習慣があるそうです

1. トイレットペーパーを溜め込む
2. タバコをポケットにいれる
「タバコは吸いません。吸わないけど、『タバコいる?』って言われたら、ついもらってポケットにいれてしまう」
「塀の中では、タバコはチップ的な扱いだったので。出てきてからこのクセをなおすのに数ヶ月かかった」
3. 鍵の音が苦手
4. 刃物や先が尖っている物に反応しちゃう
「別に誰かが悪用すると思ってるわけじゃないけど、手が届くところに『先が尖ったモノ』があることに驚く」
「例えば、『野菜を切って』と包丁を渡されると怖いというか、ドキっとするというか。あるのが当たり前なんだけど、一番驚くのはガラス。バスルームの鏡も凶器に見えてしまう」
6. なんでもスプーンで食べる
7. 社交性が抜けない
「友人の話。背中は必ず壁側に向け、どこから誰が向かってくるのかを常に視界にいれ警戒するクセがあるという。これは身を守るための術だそう」
「他にも処世術として、常に人の群れに気を配り危険そうな奴がいないかを見極めること、なるべく多くの人と友達になっておくことが大切だとか」
「この話を聞く前は、友人のことをとても社交的な人だと思っていたけど、実は危険から身を守る術だったと知って悲しくなった」
「友人が刑務所にいた2年間、社交性を発揮しみんなを笑わせ仲良くなっておくという戦略で、困ったときは屈強なヤツにバックについてもらっていたそう」
8. 360度警戒する
11. 言葉使いが悪い
12. 寝相の良さ
「出所後数ヶ月、元カレの寝相がめちゃよかった。手を胸の前で組み微動だにしない。寝ている間まったく動かない。外の世界に慣れたのか、だんだん悪くなったけど」
13. 感情は押し殺す癖
「出てきて2年経つが、どうしても攻撃的な態度が治らない。刑務所ではやりすぎなほど警戒する必要があると同時に、無関心でいなくてはいけない」
「たとえ笑ってテレビを見ていても、ちょっとした言い方や発言内容で、ムードは一変、すぐにケンカがはじまります。ちょっと感情を表にだしてしまったことで、大事になりかねない」
「一度、自分の部屋に戻ろうと歩いていると、壁に血がべっとりついていたことがあった。後からケンカがあったと知った。それでも、驚きを顔に出してはいけない。目は前を見たまま。まっすぐ歩く。無関心。感情を出すのは弱さを見せることと同じ。心の中でパニックになっても押し殺すこと」
14. 単純な娯楽を楽しみがち
15. 食事の時間以外、食べれない
「出所後しばらく、食事の時間で苦労した。刑務所では決められた時間に食事が提供される。お腹が空いていても関係なし!食事時間でなければご飯は食べられない」
「これに慣れてしまって、出てからも、食事時間以外ではご飯を食べなくなってしまった。冷蔵庫の中に食材があるのに、食事の時間を過ぎたから、空腹でも明日の朝まで我慢しなきゃという思考回路になっていた」
「好きな時に好きなものを食べればいいと気づくのに、数週間かかった」
16. 特製ラーメンがやめれない
17. 常に悲観的な考えが抜けない
「なかなか抜けられないこと、正直一生変わらないと思うのは、常に悲観的で楽観的な考え方ができないこと」
「塀の中で裁判所の判決を待ち続け、判決が下り、50回以上も出所日が変わり、大丈夫と言われたのに何も大丈夫ではなく、見えた希望はすべて消えた」
「結果、何にも心が動かなくなった。妻から妊娠したと聞かされた時も、嬉しくはあるけど不安がつきまとって感情を表にだせなかった」
「子どもが無事に生まれてくるまでは安心できなかった。いや、もしかしたら生まれた時も心が大きく動くことはなかったかも」
「この悲観的な考えは、いつも出てくる。特に、結婚やマイホーム購入など人生の一大イベントでは必ず顔をだす」
「今でも妻に、子どもの誕生に感動していなかったと言われることがあるが、本当は感動してた。でも、感動したのは半分くらいで、残り半分の感情は死んでるんだと思う」
「希望をもったり、何かを楽しみにしたりすることが難しい。実際に起きるまでは、不安で信じられない」
「出所して7年、妻と一緒になって6年半。妻には心から感謝しているし、一緒にいれてとても幸せ。でも、妻にそれは伝わらない。なぜなら、私がいつも悲観的だから」
18. 人を信じられない
「刑務所に数年行っていた友人いわく、昔と変わってしまったのは人を信じられなくなったことだという」
「刑務所の中に親切な人はいない。もしいたとしたら。必ず裏がある。結果、シャバにでてからも親切で優しい人を信じることはできないそう」
19. 健康的な生活を続けている
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan