オーストラリアの南オーストラリア州・レンマークで、盗まれた数百個のアボカドを所持していたとして、29歳の男性が逮捕された。
8月25日、南オーストラリア州警察が容疑者宅の家宅捜査をした際に発見した。
オーストラリアでは過去にもアボカドの強盗事件が起きており、2016年にはレンマークのアボカド果樹園から約千個のアボカドが盗まれている。
アボカドはオーストラリアではフルーツとして嗜まれて、$4(350円)前後で売られている。
近年、ミレニアル世代の間でアボカド・トーストとしてブランチに食べるのがブームになっている。シドニーの中心部では$20(1700円)前後で提供されている。
オーストラリアン紙のコラムニスト、バーナード・ソルト氏は2016年10月、ミレニアル世代は家賃のために貯蓄しようとせず、アボカド・トーストに金を使いすぎだと指摘し、アボカドは若者文化の象徴とされた。
オーストラリアの若手億万長者ティム・ガーナー氏も、若者が家を購入できない理由として、「一日に$40(約3500円)、潰したアボカドとコーヒーに消費しているのに働いていない」からだとインタビューで答えている。
ガーディアン紙によると2016年以降、ニュージーランドでもアボカドの強盗犯罪が急増している。盗まれたアボカドがFacebook上で転売されることもあるという。
南オーストラリア州警察はアボカド以外にも、容疑者がリバーランド地方で住居侵入して盗んだと思われるアンティーク時計や建物用断熱材、カヌーなどを発見した。
これらの盗難品の所有者は特定されたが、アボカドの返還を要求する者はまだ出てきていない。
この記事は英語から翻訳されました。