「このアプリはリッチな人だけのもの」「インドやスペインのような貧しい国に広げたいとは思わない」。スナップチャットについてスナップ社のエバン・シュピーゲルCEOがこんな発言をしたとして、非難の的になっている。
スナップ社は発言を否定。
スナップ社の広報はBuzzFeed Newsに対し「バカげている。言うまでもなく、スナップチャットはすべての人のためのものです!世界中で無料でダウンロードできます」と発言を否定した。Indiatimesには「不満を持つ元従業員によって書かれた文章です。当社はインド、そして世界中のスナップチャット・コミュニティに深く感謝しています」とも答えた。
問題発言の真偽は不明。だが、アプリの評価は☆一つに急落した。
4月16日、#boycottsnapchat(ボイコット・スナップチャット)はインドのTwitterトレンドの1位に。
「もうたくさん!!私たちはそんなに貧しくはない。これをTwitterプロフィール画像に👎👎👎」
祖国愛にも火が付いた。
「スナップをシェアしたり、犬や鹿の顔になったりするより、祖国を愛し、リスペクトするなら、スナップチャットをボイコット。スナップチャットをアンインストール」
さらに非難は婚約者でモデルのミランダ・カーにも向かった。
ただ、キレやすい国民性をいなす声も。
「インド人を代表して、こうしたひどいコメントを謝ります。こうした人たちは0.0001%です。これで、国全体を判断しないでください」
「ミランダを攻撃するのは止めよう。美しくて素晴らしい人だ。インドについてひどいことは言っていない。これはエバンだ。付き合っている男で女性を決めつけるな」
一方で、スナップチャットの炎上をビジネスチャンスと見る人も。「貧しい国向けのスナップチャットを立ち上げようかな」
この記事は英語から編集・翻訳しました。
BuzzFeed Newsではスタートアップ企業を巡る課題について「Uberの元女性社員がセクハラ訴え、CEOが涙で謝罪 シリコンバレーに激震」や「Airbnbで相次ぐ差別 シェアリング・エコノミーに息づく闇」にまとめています。