エイドリアンとロズリンのカップルは、オーストラリアで結婚記念の写真撮影に臨んだ。
ふたりを撮影したのは、写真家ジェイムズ・デイさん。
幾つかのポーズ写真を撮影。大自然の中、陽光が優しく降りそそぐ。
そして、3人は雄大な日暮れを待った。そこで起きた奇跡。写真家のデイさんはその経緯をインスタに書いた。
今日の日暮れ、エイドリアンとロズリンを撮影しました。雄大な日暮れシーンの準備をしていました...みなさんご存じのあれです....広大な景色に人物が小さく映る...こういうショットが好きなんです...でも今夜は何かが足りなような気がしたんです。
光が素晴らしい感じに変化していったとき、私はこれまでやってきたようなことは全部をやめにして、ふたりに歩み寄ってこう言ったんです。「ねえ、ポーズするのはやめましょう。夫婦として一緒の最初の日暮れをただ楽しんでください」
すると、ふたりは抱き合いました。それはもう美しかった...どんなにセットアップしてもこんな美しくはなりません。
ここで私はエイドリアンに話しかけました。「ひとつ質問があります。でも、その答えは私じゃなくて、ロズリンに言ってください」「この地球上の数十億の人の中から、あなたはロズリンと残りの人生を過ごすことを選んだ。その理由を彼女に伝えてくれませんか?」
数秒後でしょうか、ロズリンの目に光るモノが見えました。その顔を美しい涙が伝いました。
気づいたら、私も泣いていました。
ああ、愛。なんて、尊い。
ロズリンの頬を静かに伝う涙。夕暮れの優しい光が包む。
「こんなに美しく、真実に迫る瞬間に立ち会える。決して飽きることはないでしょう」。しばらく涙にひたっていたというデイさんはBuzzFeed Newsに語った。
インスタには多くのコメントが寄せられた。
「授業中に、涙が溢れて止まらない。なんてピュアなの」
「自習室で泣きまくってる。変な人だと見られていると思う」
「キャプションを読みながら、涙でいっぱいに。美しいラブストーリー。とっても自然」
Twitterでも大きな反響。「いいね」は7万を超えた。
SNSで有名になったこの写真。デイさんはたまたまアイスランドでふたりに合流し、見せた。
この記事は英語から編集しました。