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アスリート体型って何?固定概念を打ち破る「プラスサイズ」の女性たち

「自分の体が嫌いだからではなく、自分の体を愛しているからエクササイズをするのだ」

「アスリート」と聞くと、細身のランナーや、隆々とした筋肉美を披露するボディービルダー、6つに割れた腹筋などをイメージする人は多いだろう。だが実際のアスリートの体型や体格はさまざまだ。この記事では、「特大サイズ」の女性アスリート7人が、人生を一変させたスポーツとの出会いについて語ってくれた。

「私の体型は、教師としての私のスキルには実際なんの関係もない」- パーソナル・トレーナー/ポールダンサー、ロズ・「ディーヴァ」・メイズ

Jon Premosch / BuzzFeed

「ポールダンスを始めたのは2007年10月。今までにやった運動の中で一番きついもののひとつだった。だからポールダンサーはとても強いのだと思う。最初のレッスンでは本当にヘトヘトになった。同時に、それまでの人生でやったもののうちで、一番楽しくもあった」

「いま私は、そのすごいことをやっている。最初のレッスンの時、天井のほうから大きな声で名前を呼ばれたことをよく覚えている。生徒は長さ4mほどもあるポールを上っていかなければならなかった。私は泣きたい思いだったが、こらえた。泣けば誰かが助けてくれるとは思えなかったから。ポールダンスは誰にでもできると知ってほしい。私は、性別も、性的志向もさまざまな、あらゆる年齢の人に教えてきたし、そのことをとても誇りに思っている

「特大サイズのアスリートという表現には矛盾がある、と思う人もいるだろう。そういう人は、私が標準的な『アスリート・タイプ』の体ではないから、アスリート・コミュニティーでの私の業績はたいしたものではないと考えている。私が太っていて醜いから、馬鹿だから、性格が暗いから、フィットネスのクラスで人に指導する資格はないと、面と向かって言われたこともある。私の体型は、教師としての私のスキルには実際なんの関係もないのに。こういう批判は、結局は言う方を物笑いの種にすることになる。私がいまでも目標にしている人? ビヨンセ!ポールは準備万端で、私はビートに合わせて踊れるし、キラキラ輝くショートパンツも持っている。いつでも呼んで!」

「体は、自分がやりたいことをやるためにある。典型的な『ランナー体型』でないと思われる人だって、ちゃんと走れる」 - ブロガー/ウルトラマラソン走者、ミルナ・ヴァレリオ(またの名を「ミルナアバター」)

Jon Premosch / BuzzFeed

「走り始めたのは高校生の時で、大学を出てからも時々走っていた。2008年に健康上の問題があって、定期的に走るようになった。最初はマラソンの練習をして、それから50km走れるようになって、楽しくなってきたから、ウルトラマラソンをやることにした」

「ウルトラマラソンを始めて、とてもパワフルになれた。私の最高の成績は『ハベリナ・ハンドレッド』(周回コースを6周する100マイル=160kmレース)で丸1日以上かけて完走したこと。マリン・コープス・マラソン(Marine Corps Marathon)とニューヨーク・シティー・マラソンを立て続けに走ったこともある。トレーニングでは週に40~64kmほど走る。筋力トレーニングもしているし、できる時にはヨガもしている」

「私の体は早く走るのには向いていないと思われるけれど、私の体についている脂肪は、持久力という点では間違いなく役に立っている。走ったり、自転車に乗ったり、歩いたりを、ずっと続けていられる。いろいろ批判されることはあるけれど、そういうことを言う人は、何事にもネガティブな考えの持ち主であることが多い。スポーツはどんな人でも参加できるものだと思う。どの人種を見ても、体型・体格は幅広い。背の高い人もいれば低い人もいるし、大柄な人、小柄な人、太っている人など、いろいろな人がいる。体は、自分がやりたいことをやるためにある。典型的な『ランナー体型』でないと思われる人だって、ちゃんと走れる

「疑いの目を向けられることを、もう心配したりしない。自分はできると知っているから」 - サイクリスト/ヨガ修行者/重量挙げ選手、クリスティーナ・ロドリゲス

Jon Premosch / BuzzFeed

「ここ5年ほどはサイクリングに熱中していて、妊娠中も自転車に乗っていた。でも出産後は、不安や背中の痛み、産後鬱に苦しんでいた。それで思ったの。『私自身のためにも、息子のためにも、私が幸せにならなくてはいけない』と。そのためには、また自転車に乗るしかないと思った。復帰第1日目はとても大変だったけど、母親になる前の自分がどんなだったかを思い出すことができた」

「子どもの頃からずっと太っていて、痩せたことは一度もない。自分でそれを受け入れてきた。摂食障害があって、昔は運動をせず、不健康な生活をしていた――でも今はバランスの取り方を覚えた。女性は、ボディ・イメージに関してつまらないことをいろいろ言われる。男性もそうだろうから誤解しないでほしいが、スポーツをする女性は特にそうなのだ。人々は私のスポーツの技量を疑うが、私がどんなスポーツでも素早く、上手くこなせることを知った時の彼らの顔を見るのが楽しい。疑いの目を向けられることを、もう心配したりしない。自分はできると知っているから。ゆったり構えて、見てなさいって感じ」

「何かを達成するには、決まった体型や体格でなければならないわけではない」 - ガーナ人ランナー、オリビア・フレムポン

Jon Premosch / BuzzFeed

「双子を生んだ後、医師から、血圧が高いので治療を始めるほうがいいと言われた。処方箋薬を飲む代わりに、走り始めた。それから『ブラック・ガールズ・ラン』アルバニー支部を立ち上げ、今では300人くらいが所属している。去年はマラソンを3回完走した。血圧も正常レベルで落ち着いている」

「私の中にある疑念を克服するチャンスをくれるから、走るのが大好き。ガーナ人コミュニティーには高血圧症の人がとても多いので、ガーナ人コミュニティーにフィットネスの光を当てていることに誇りも持っている。レースに出る時はいつも、国を代表していると思っている。私の体験はガーナ人コミュニティーの人々に刺激を与えているし、彼らが活動的になるのに役立ってもいる」

何かを達成するには、決まった体型や体格でなければならないわけではない。そのことに、フィットネス・コミュニティーはようやく気づき始めたのだと思う。走り始めたばかりの時、無理だとか、怪我をするぞ、と言われた。そう言った人たちが今は、私のところへランニングの始め方のアドバイスを求めてやって来る。常識に反して壁を破ると、とても素敵な気分になれる」

「頑張ってきた直接の結果が、成功につながっている」 - 重量挙げ選手、レイチェル・デニス

Jon Premosch / BuzzFeed

「重量挙げを始めてまだ2年も経っていない。誰かと競い合う必要はないけれど、私は競争心の強いタイプの人間で、そのプロセスが好きだからやっている。重量挙げの選手たちは、サイズに差はあるかもしれないが、体の大きさを武器にしている。私は比較的背が低くて小柄なので、この体型で得をしている。でも現在の体重クラスでは、私はどちらかというと一番軽いほうに近くて、それは不利だと思う。だから次の階級に移って、もっと競争していくつもりだ」

「私の最高の成績は、『北東地区選手権』(Northeast Regional Championships)で金メダルを取ったことだと思う。けれども、本当に自慢できるのは、絶え間なく精一杯努力を続けてきたことだ。重量挙げ選手に求められる肉体的・精神的なパワーが大好きだし、頑張ってきた直接の結果が、成功につながっている

「私のことを嫌う人もいるが、彼らがどれだけ私を発奮させているか、彼らには見当もつかないだろう」 - マラソン、ウルトラマラソン走者/ヨガ修行者、ブロガーラトーヤ・ショーンテイ・スネル

Jon Premosch / BuzzFeed

「2013年から走っている。走ることのいい点は自由なこと。5kmであろうとウルトラマラソンであろうと、実際のところ、結果は誰にも予測できない。感情のままに走る。自分はできる、と自分自身に証明するのだ」

「毎日のトレーニング内容はさまざま。走ること以外に、柔軟体操や筋力トレーニングも好きだし、重量挙げも大好きだ。マラソンのトレーニングをする時は、1週間に40~48km走るところから始めて、最終的には週80km以上にもなる。今が一番痩せているというわけではないが、気分は最高だ。走ることで座骨神経痛が改善したし、ほかの病気もよくなってきた。精神的にもとてもスッキリしている」

「体のことで笑いものにされることもあるけれど、応援に来てくれるチアリーダーがたくさんいることに驚いてもいる。体重を理由に『できない』と言ったことは一度もない。いつでも、『やってみる』と言える方法を見つけてきた。私のことを嫌う人もいるが、彼らがどれだけ私を発奮させているか、彼らには見当もつかないだろう。これからも、私が大きなお尻を振りながら走り続ける姿を見て、楽しんでくれればいいと思う」

「体型がどうであれフィットネスに取り組むことは、自分自身についての固定概念を打ち破ること」 - 太っている人向けのエクササイズ・ビデオ製作者、シシ・オリサ

Jon Premosch / BuzzFeed

「ボクシング教室に初めて足を踏み入れた時はとても怖かったけれど、たちまちその虜になった。本当に気持ちよく汗をかける。終わったらいつも、日常のストレスがどこかへ飛んでいったような気分になれる」

「ボクシングは私に、競う相手は自分しかいないと教えてくれる。自分と他人を比べることは簡単だ。けれども、スパーリングをしている時に考えるのは、前回より少しでも上手くやろうということだけだ」

「私はずっとスポーツをしてきたし、ダンスもやっている。体を動かすことで自分を表現してきた。でも、体が特大サイズだから、一般的なアスリートのイメージに合わないとして、スポーツに対する私の熱意が軽視されることもある。私にとって、体型がどうであれフィットネスに取り組むことは、自分自身についての固定概念を打ち破ることだ。私は今、太っている人向けのエクササイズ・ビデオを作っている。Instagramアカウントでも、太っている人向けのエクササイズを紹介している。私はいつも、自分の体が嫌いだからではなく、自分の体を愛しているからエクササイズをするのだ、と言っている」

この記事は英語から翻訳されました。翻訳:藤原聡美/ガリレオ、編集:中野満美子/BuzzFeed Japan

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