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「カミングアウトは一時的なトレンドではない」トランスジェンダーとノンバイナリーが話す“19の体験談”

世界のいろんなお話を届ける「ベッドタイムストーリー」。YouTubeやソーシャルメディア、様々なハッシュタグが普及する前の時代を生きた、40歳以上のノンバイナリーやトランスジェンダーの人たちにインタビューを行いました。

※この記事は、2019年4月にBuzzFeed Japanで公開した記事を再編集したものです。

ノンバイナリーやトランスジェンダーであることをオープンにする若者が増えている

1. 「私がこの道のりを歩み始めた頃は、カミングアウトはトレンドどころではなく、きわめて危険な行為だった。それでも私は意思を曲げなかった。そうしていまは元気に生きている」

2. 「自分が何者なのかは自分がよくわかっている。私たちの声に耳を傾けることは、ごく当たり前の尊重だ」

3. 「これだけ長い間隠してきていると、どのタイミングでオープンになればいいのか、分からなくなる」

4. 「乳歯が抜けた時、魔法の力で女の子にしてほしいと書いた手紙を、歯と一緒に枕の下に置いた。両親はそれをよく思わなかった」

5. 「正しい身体で目覚めたいと望んだ最初の記憶は、たぶん5~6歳の頃」

6. 「差別的な人の話には、耳を傾けない。もし、どうしても耳を傾けなければならない場合には、『他人のアイデンティティを、なぜあなたは気にするのか?』と尋ねる」

7. 「私は42年前に性別を移行した。それ以来、後悔したことは一度もない」

8. 「トランスジェンダーという人たちがいることを知り、自分もそのひとりだと気づいたのは、Youtubeを使い始めてからだった」

9. 「いつも笑い者になっていたけれど、理由が分からなかった」

10. 「he/himを使うのは、それがこの42年間自分を表してきた代名詞だからだ。意味は関係ない」

11. 「人類が誕生して以来ずっと存在していたものは、一時的な流行とは言えない」

12. 「人生で初めて幸せを感じている」

13. 「私の存在はトレンドではない。私には『自分』でいる権利があるし、自己表現する権利がある」

14. 「ありのままのあなたを社会に変えさせてはいけない。自分を光とし、自分をよりどころにしよう」

15. 「若者たちは、新たな方向でジェンダーについて話し合い、自分のジェンダーを確認しようとし、それについて話すようになってきた。重要なことをしていると思う」

16. 「『自分は間違った体に生まれてきたと、ずっと思っていた』なんて決まり文句は出てこない。私は、突然気がついた」

17. 「ジェンダー規範というものが理解できず、ずっと苦しんできた」

18. 「私はいつも同じだったが、社会が、私に合わない役割、男性か女性かの二択に収まるように強いていた」

19. 「70年代には、あざけったり憐れんだりする以外に、そうした議論がなされることはなかった」

アンケートの回答は、長さや読みやすさを考慮して編集しています。

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この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:矢倉美登里、遠藤康子、半井明里/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan