そう、愛は実在する。17人が話す、「運命の相手を見つけた瞬間」

    そう、愛は実在する。

    BuzzFeedは読者に「この人こそ運命の相手だ」と思った瞬間のエピソードを募集した。その中から、17人のエピソードを紹介しよう。


    1.夫と知り合う前につきあっていた元カレと、メキシコ料理のファーストフードチェーン「チポトレ」に行ったときだった。おごってもらうことになっていたのだが、私がブリトー・ボウルにグアカモーレをトッピングしたいと言っても、彼は注文させてくれなかった。「追加料金」がかかるからが理由だった。その分は自分で払うと言っても、グアカモーレなど必要ないと言い張った。

    その後、夫とつきあい始めたころ、初めてチポトレでおごってもらった。ブリトー・ボウルにグアカモーレをトッピングしていいかと聞いてみると、こんな答えが返ってきた。「どうしてわざわざ断わるんだい? 好きなものを注文していいのに」。運命の人に出会ったと思ったのはその時だ。

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    2.「この人だ!」と思ったのは、文字通り、彼女を初めて見た瞬間だった。映画では、運命の出会いの瞬間はスローモーションになる。本当にそんなことが起きたのだ。その時は何が起こっているのかわからなくて、たじろいでしまった。僕は、自分が感じたことを彼女に伝えた。それから数週間後には同棲を始め、1年後に婚約。出会ってから11年が経ち、今では結婚して2人の子どもに恵まれている。

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    3.決定的瞬間があったわけではない。夫への愛は、彼のちょっとした行動が積み重なって、時間とともに少しずつ膨らんでいったからだ。例えば、私が仕事を終えて帰宅すると、夕食が用意されていた時。家族や友だちに、私の話を自慢げにする時。きれいだよ、と毎日言ってくれること。でも、彼が理想の人だとわかったのは、生まれたばかりの娘を初めて抱っこする彼の姿を見た瞬間だった。一生をこの人と過ごすのだと思った。つきあい始めてから約7年。3年前には結婚し、2人のかわいい子どもたちと幸せな生活を送っている。

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    4.私は極度に内気で、一人の時間がどうしても必要なタイプだ。彼が運命の人だとわかったのは、一緒に住み始めるようになってから。どんなに気分が最悪なときでも、彼が一緒にいることが全然気にならなかった時だ。私の世界に入ることを許されているのは、彼だけ。

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    5.夫はかつて、単なる親友だった。ある日彼から、同じ会社で働く別の女性とつきあいたいとに打ち明けられた。私は彼に、その女性は彼にふさわしくないし、そんな人とつきあう彼を友人として見ているのは嫌だ、と言って聞かせた。

    その日、私は家に帰ってから、彼がその女性と結ばれるところを想像した。すると涙が込み上げてきて、号泣してしまった。それから1時間近く涙を流し続け、その女性がなぜ彼にふさわしくないのかを悟った。だって、彼にふさわしいのは自分だから。それに、もし自分が彼と結ばれなかったとしても、彼ほど素敵な人には絶対に出会えないだろう。そう悟った瞬間をはっきりと言葉で表現することはできないが、相手を失いかけて初めて、その人の大切さがわかることがあるのだろう。私はその夜、彼に電話をかけた。2カ月後には婚約して、今では結婚して5年が経つけれど、2人の関係はどんどんよくなっている。

    – Caitlyn Ssennyange, Facebook

    6.つきあい始めて数週間が経ったころ、私たちはディズニーランドの話をしていた。彼が「I love Universal Studios.(僕はユニバーサルスタジオが大好きなんだ)」と言った。私は一瞬、どきっとした。「I love you.」と言ってもらえるのかと思ったからだ。そして、期待が外れてがっかりしている自分に気づいた。あとはご想像の通りだ。今では、つきあい始めて10年になる。

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    7.2度目のデートの時だった。私は階段をのぼりながら、夢中になっておしゃべりしていた。ふと振り向くと、彼がいない。どこに行ったのかと見回すと、彼は子どもが乗ったベビーカーを運んでいた。見知らぬ母親を手伝うために、そうやって3階上まで階段をのぼったのだ。ベビーカーを押した母親や、大きな荷物を持った人、支えが必要なお年寄りを見かけるたびに、彼はそうしていた。

    彼が特別な人だと気づいたのはその時だ。他人に対するその優しさや思いやりにはいつも感心させられる。私たちは12月に婚約したばかりだ。


    – Therese Marie, Facebook

    8.着替えの時に、オールディーズを聴くのが大好きだ。ある日の夕方、友人たちと出かけるために支度をしていると、ラジオから「スタンド・バイ・ミー」が流れてきた。私が曲に合わせて鼻歌を歌っていると、突然彼が大声で歌い始め、バスルームの中で私と踊り始めた。その瞬間、彼と思いっきり歌ったり踊ったりしながら、一生を共にしたいと思った。

    – Jordan Young, Facebook

    9.私たちは同じ大学に通っていた。在学中はただの友だちだったけれど、社会人になると、仕事帰りに時々会って近況を報告し合うようになった。1年ほどは、飲み友だちのような関係が続いた。みんなから、つきあっているのかと聞かれても、互いに必ず、「まさか。ただの友だちだよ」と答えていた。一緒に旅行に行き、同じベッドで寝ても、何も起こらなかった。しかし、私の父が、がんだとわかった時、打ち明けられる相手は彼しかいなかった。彼は「大丈夫だよ」とか「気持ちをしっかり持って」などとは言わなかった。現実的に考え、事実を重視した。慰めを求めている時は、いつもそばにいてくれた。あるときラッシュアワーの混雑した電車の中で、きょうは自分の誕生日なのだけれど、父親と過ごせる最後の誕生日になるかもしれないと涙を流した。そんな私を抱きしめてくれていたのは彼だった。そのせいで彼は30分も仕事に遅刻してしまったのに。やがて、私たちはようやく、お互いが友だち以上の存在であることに気づいた。一緒に暮らし始めてもうすぐ2年。父のがんは完治に向かっている。彼が運命の人であるのは間違いない。彼以外にはありえない。

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    10.私たちはテレビを見ていた。コンタクトレンズがとても乾燥していて、私は何度も瞬きを繰り返していた。すると彼は、私が何も言っていないのに、2階に眼鏡を取りに行ってくれた。私はちょっと涙が出た。もちろん、コンタクトレンズのせいにしたけれど。

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    11.私たちは、マッチングアプリ「Tinder」を通じて知り合った。私のところには、下半身の写真や卑猥なメッセージが大量に届いていて、いい加減やめようかと思っていた。そんな時、彼からメッセージが届くようになった。彼が私のプロフィール写真についてコメントし、飲むのは好きかと聞いてきたので、「ああ、やっぱり下品なことを考えているのね」と思っていた。

    ところが、彼にはそんなつもりは一切なく、本当に私のことが気になっていたようだ。長いメッセージをやり取りするうちにいろいろなことがわかってきて、共通点をたくさん発見した。初めてのデートの時、私はがちがちに緊張していた。人間不信に陥っていた私は、彼はとんでもなく嫌なヤツなのだろうと思って身構えていたのだ。けれども彼は、私の警戒心を解きほぐしてくれた。とても率直で、親切で、聞き上手だった。

    私たちにはいくつものターニングポイントがあった。それぞれがTinderをやめたこと。友人や家族を紹介したこと。初めてのお泊り。初めての喧嘩と仲直り。ここぞという瞬間はない。たくさんの小さな積み重ねを経て、死ぬまで彼にこんなふうに大切にされるのもいいなと思うようになった。私には、その資格がある。自分は幸せになってもいい、愛されてもいいと思えるようになったのは、彼のおかげだ。こうして、彼が運命の人であると気がついた。初めて愛を告白したのは私の方だ。つきあい出して8週間目のことで、とても不安だった。でも、彼はこれ以上ないくらい素敵な言葉、私と恋に落ちた理由をたくさん話してくれた。幸福の絶頂だったあの瞬間を超える時は、死ぬまで訪れないだろう。

    彼は、私がうつ病や不安障害を克服できるよう支えてくれた。博士号を取得するよう励ましてくれた。彼がいるからこそ、私はよりよい人間、自分のことばかり考えず他人を思いやれる人間になれる。私は生まれて初めて、希望に満ち、人を信頼できるようになった。私は、彼の欠点も愛している。彼も私の欠点を愛してくれる。3年が経つなかで、アパートを購入し、世界あちこちを一緒に旅した。誰もが私たちを応援してくれている。彼こそ、死ぬまでずっと一緒の運命の人だ。


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    12.私は彼に一目ぼれした。けれども、彼が運命の人だとわかったのは、私に靴下を買ってくれた時だ。まだ友だち同士だったころ、私は彼が履いていたウールの靴下を見て、暖かそうでいいねと言った。するとその翌日、彼は靴下を5足持ってきてくれた。14年が過ぎた今でも、私はまだその靴下を大切にしている。
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    13.私は彼に出会い、日々をともに過ごすうちに、もう理想の人を探さなくていいのだと思えるようになった。決め手となったのは、抗がん剤治療のせいで私の髪が抜けてしまった日に、彼がプロポーズしてくれたこと。私が、がんを宣告されたのは、つきあい始めて1年2カ月が経ったころだった。その3カ月後に婚約。治療を終えた10カ月後には、家族や友人たちの前で結婚式を挙げた。彼は本当にすばらしい男性だ。

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    14.その瞬間を選ぶのは、私には難しい。けれども彼のほうは、私の家族とおいしいステーキをディナーで食べた後に、2人でテレビを観ていた時だと言うだろう。レストランがアルミフォイルのバッグに入れてくれたステーキを、私は彼の横で、冷たいまま食べていた。私は顔を油でべたべたさせながら、とても幸せそうに、無防備に食べていたのだという。それを見て彼は、自分がそばにいると、私が安心して自分らしく振る舞えることをわかったのだと思う。本当にその通りだ! 彼は私にとって、世界でただ1人の、最高の親友だ。ちなみに、ステーキの話は、私たちの結婚を執り行なってくれる牧師に昨夜会った際、彼が私を愛している理由として語ったエピソードだ。

    – Liane Graham, Facebook

    15.今のパートナーとつきあい始めて5年経つ。彼に結婚を申し込まれたとき、私はイエスと答えた。でも、内心ではまだ不安だった。私は疑り深い人間で、過去に傷ついた経験もあったからだ。でもある夜、パーティーからの帰り道に、運転していて大事故に遭った。左手をひどく損傷し、3本の指と親指の一部を切断せざるを得なかった。強度のむち打ち症を負った上に、背中もケガをした。私が入院していた10日間、彼はつきっきりで看病してくれたし、彼が買ってくれた美しい婚約指輪が行方不明になっても怒らなかった。シャワーを浴びるのを手伝ってくれたし、何カ月もの間、毎晩包帯を取り換えてくれた。私の外見は損なわれてしまったけれど、彼と一緒にいる時に、そのせいで恥ずかしい思いをしたことは一度もない。これまでと変わらずキスをし、支えてくれた。私に対する態度は以前とまったく変わらなかった。そうした試練を乗り越える間、彼の行動に、私は心から感激した。プロポーズの時に一生の愛を誓ってくれたけれど、それが本心であったことを知った。彼への信頼は、親友への信頼とは違う。生死が関わった信頼だ。その2つが違うことを、私は事故に遭うまで知らなかった。

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    16.デートするようになって1週間くらい過ぎたころ、私の祖母が余命1週間とわかり、ちょうど1週間後に本当に亡くなってしまった。つきあいはまだ浅かったけれど、彼は、長くつきあったパートナーのように、私を支えてくれた。彼と一生ともに生きていきたいと思ったのはその時だ。私たちはつきあい出して15年、結婚して7年になる。

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    17.彼が自分の愛読書をクリスマスプレゼントとして贈ってくれた時、まるで、彼自身のかけらをもらったような気がした。

    – Meg Sanders, Facebook

    一部の投稿は、わかりやすくするため編集されています。

    この記事は英語から翻訳されました。翻訳:遠藤康子/ガリレオ、編集:BuzzFeed Japan