映画『カメラを止めるな!』でスマッシュヒットを飛ばした上田慎一郎監督が、新作ショートフィルムをTikTokで公開しています。
2分半という短さですが、今回も奇想天外な設定とゾンビ的な感染拡大を題材にした、上田監督らしい作風。その名も『説明台詞オブ・ザ・デッド』……。
「説明台詞オブ・ザ・デッド」作りました
映像は主人公の父親が「説明台詞病」に感染してしまったところからスタート。
説明台詞病とは、口から出てくるあらゆる言葉が「説明台詞」になってしまうという恐ろしい病気。
なんの前触れもなく唐突に、
「お前ももう社会人3年目か」
「7年前、母さんが他の男と家を出ていってから男手一つでお前を育ててきた」
――と早口でまくしたてる父親に、主人公も「急にどした!?」と混乱を隠せません。
しかもこの病気の恐ろしいところは、感染者の「説明台詞」を長時間聞いていると、自分もやがて感染してしまうという点。主人公は父親を病院につれていきますが、感染爆発はすでに水面下で進行しつつあり……。
「続き気になる!!」の声
何しろ2分半なので、あれこれ説明するよりまず見てほしいところですが、ユニークな状況の説明、ドラマの起承転結、予想外の結末といった映画らしい面白さのエッセンスが濃縮して詰め込まれており、上田監督らしいコメディセンスとアイデアが楽しめる短編となっています。
動画は2月12日に投稿され、見た人からは「『急にどした?』が面白すぎるwww」「続き気になる!!」「さすが上田監督!」といったコメントも。動画には現在までに約1万3000以上のいいねが集まっています。