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愛猫の一生にかかるお金は平均264万円。意外と安い? それとも高い?

食費、医療費に次いで多くかかったのは……。

2月22日の猫の日に合わせて、「猫の一生にかかるお金は平均264万円」という調査結果が発表されました。

この調査は、総合保険代理店「R&C株式会社」が、全国の猫の飼い主3000人を対象に行ったものです(2022年12月下旬に実施)。

最新のデータによれば、猫の平均寿命は15.62歳(一般社団法人ペットフード協会「令和4年(2022年)全国犬猫飼育実態調査」より)。

今回のアンケートでは「日常的にかかる費用」「ときどきかかるお金」「最初にかかるお金」という3つのカテゴリーで出費の金額を回答してもらい、先ほどの平均寿命と合わせて猫の一生にかかるお金が算出されました。

費用の上位5位は、食費(64万円)、医療費(46万円)、暖房費(39万円)、トイレまわり(36万円)、冷房費(26万円)という順。

調査報告のまとめでも、冷暖房に関する意外な出費の多さがクローズアップされていました。調査以降、電気料金をはじめとした光熱費はますます値上がり傾向にあり、ペットを飼う家庭にとっては悩ましい状況が続きそうです。

お金の話題以外に目を移すと、「猫と出会ったきっかけ(ルート)は?」という質問もあり、多い順に、保護猫団体や保健所、知人などから譲渡を受けた(39%)、地域の猫などを保護した(36%)、ペットショップやブリーダーから購入した(22%)という割合となりました。

購入よりも、譲渡や保護という形で飼う人が主流となっているようです。

調査結果のページではさらに、それぞれの費用についての細かい割合がグラフで見られるほか、ワクチン、健康診断、去勢・不妊手術といった項目についても触れられています。

今回の調査を行ったR&Cは、結果報告のなかで「猫の迎え入れを考えている方がリアルな費用を事前に理解」するきっかけにしてほしいと述べ、「経済的な理由で猫を手放すという不幸を減らす一助となれば幸いです」と締めくくっています。

猫と幸せに長く暮らすためにも、お金という現実的なコストも考えながら付き合っていきたいものです。