「いまの若い子はLINEじゃなくてインスタを使っているらしい」というよくある言説。ところが実際はそんなことはないらしい?
いまどきの20歳から聞いた、リアルなSNSの使いこなしを解説したマンガが、3万件以上のいいねを集めています。
11月7日、マンガをX(旧Twitter)に投稿したのは、楠あやとさん (@Kusunoki_Ayato)。
楠さんは定期的に若い子とお茶をすることがあるそうで、20歳の女性に「LINE使わないって本当?」と何気なく聞いてみたところ、返ってきたのは「あれ嘘ですから」という衝撃のひと言。
若い子はてっきりInstagramのDM(ダイレクトメッセージ)一辺倒なのかと思っていた楠さんが詳しく聞いてみると、確かにInstagramも使っているけど親しい友人とはLINEでやりとりしているとのこと。「それって使い分けしてるってこと??」
20歳女性は指摘されるまでとくに自覚がなかったそうですが、複数のアカウントを使い分けているのが実情のようです。
とくにInstagramはアカウントを5つまで作れることもあって「推し活用」「ご飯専用」「モデル風撮影用」「学校用(非公開)」「仲良し用(非公開)」のように、鍵付きのアカウントもふくめて、相手によって教えるアカウントを変えているのだそう。
その一例として、目上の男性から連絡先を聞かれたときはInstagramの中でも更新頻度の低いアカウントを教え、拒絶はしていないけど頻繁にやり取りはしない、という方法でアプローチをかわしているようです。
この連絡先を教えられた逆の視点からは「若い子ってインスタが主流なんだ」と見えるので、そこで勘違いが生まれがちなのだとか。
楠さん自身あまりインスタを使わないため連絡先にはLINEを教えてもらうことが多いとのことなので、この回答は衝撃的だったようです。
マンガの最後はそんな活用方法を聞いた楠さんの、
(私が教えてもらったインスタアカ、これは何用なんだろう? 聞けねーーーーーっ!!)
という心の叫びで締められています。SNSが存在して当たり前の時代に育った若手世代のネットリテラシーに、年上世代が追いつけるのはまだまだ先のことのようです。
投稿には、
💬「使い分けかぁ、LINEは誰にでも教えたくないですもんね」
💬「25年ほど前、Hotmailを捨てアドにしていた感覚ですね」
💬「LINEを使わないのかとずっと思っていたので、すごいスッキリしました!」
といった反応が寄せられており、楠さんによると若い人世代から「同じ使い方をしている」という共感も寄せられたそうです。