美容サロンを経営するレイ・リン・ハワードさん。彼女が米アラスカ航空に搭乗したときに起きたあるできごとをTikTokに投稿したところ、話題を呼びました。
リンさんは家族と一緒に、ワシントン州のシアトルから、アラスカ州のフェアバンクスまでの便に搭乗しました。
リンさんは、一部始終をBuzzFeedに話しました。
アラスカ航空の公式ウェブサイトの服装規定には「普段着」という記載があります。
これに対しリンさんは、服装規定に関する書類を見せてほしと主張します。すると、客室乗務員は「自分でググってください」とつき放すような言い方をしたといいます。
そして、事態はエスカレートします。着陸後、警察官によってリンさんは即時連行され、小部屋に案内されたのです。
小部屋での一部始終を撮影したリンさんの動画には、警察官が「あなたは何も罪を犯していない。けど、こんなことは初めてだ」と話す様子が記録されていました。
続けて、次のような会話も聞こえます。
「あなた(リンさん)の主張は理解しました。ですが客室乗務員の主張とは食い違いがあります」
「あなたが言いたいことはよくわかります。でも彼らにも従わなければいけない規則があるんですよ」
「我々は、事件が起きたのかどうか一応調査しなければならない立場ですので。ただ、我々の聞いた限りでは、事件じゃなさそうですね」
動画の終盤、制限時間の関係で部分的に切れてしまっていますが、警察官が「航行中に服の着用を拒否した乗客がいた」と言っていることがわかります。
この件について、アラスカ航空の担当者はBuzzFeedの取材に答えました。
騒動後の投稿によると、アラスカ航空の担当者がリンさんに連絡してきたといいます。アラスカ航空側は、リンさんのと家族分の料金の返金と、次回の旅行で使える割引コードの提供を申し出たそうです。
その電話を受け、「何もいりませんでした」とリンさんは心境を明かします。
さらに、リンさんは語りました。
リンさんの投稿には、2万7000人以上からコメントが寄せられました。ヘソ出しTシャツとスポーツブラを着用して注意されるのは不愉快だと、自分ごとのように感じている人が多いようです。
リンさんを肯定するコメントの中には、リンさんの体型と容姿が差別の対象にされたのではと憤っている内容もあります。
最後に、リンさんは今回の騒動について、こう締めくくりました。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人