台風19号の影響で、関東甲信・東北地方の広い範囲で、住宅が浸水する被害が出ている。
水害で下水道などの汚水が流れ込むことで、細菌やカビの繁殖などが進み、感染症が発生する危険性もある。そのため、屋内外の消毒が大切だ。
消毒に必要なものは2つ。「逆性石けん」と「家庭用塩素系漂白剤」だ。どちらもドラッグストアで購入できる。
水害時はそれぞれ、手指や家具、床などに「逆性石けん」が。食器や衣類、浴槽などには「家庭用塩素系漂白剤」が有効だという。
いずれも、汚れを水などで落としてから消毒をする。それぞれ、水できちんと薄めてから使うことも大切だ。
作業をするときは消毒液が目に入らないよう、皮膚や長袖・長ズボン・メガネ・マスク・ゴム手袋などを使い、皮膚や目にかからないように気をつけよう。
また、清掃のため初めて自宅に戻る際は、以下のことにも注意が必要だ。
・ガス漏れがないことを確認する
・停電でない場合は、電気系統は安全が確認できるまでブレーカーを切っておく
・プロパンガスボンベ、車のバッテリーなど危険物を見つけたら、近づかず、消防や市町村役場などに相談する。
・換気に注意し、清掃が完了するまでは、子どもやペットを室内に入れないようにする。