「あの後、急にお肉が食べたくなった」葬儀業者の本音

    生きている人より、死んだ人と働く方が気が楽って思うときある。

    ネットに散らばっている「葬儀業者だけど質問ある?」系のコメントを集めてみました。

    日本の火葬とは違い、埋葬スタイルの海外葬儀関係者のコメントは、ちょっとグロテスクな表現もあるので注意してね。

    1. 飼っていたプードルを一緒に埋めてくれという遺言を残した年配女性の葬儀にて。家族がプードルを安楽死させ、火葬して、その灰を棺に巻いた。違和感しかない。

    2. けっこう家族や友人がケンカする、殴り合いもあった。10年のキャリアで2回ほど墓荒らしにも遭遇。

    3. 英国女王の秘書の母親という人の葬儀を担当したことがある。遺言によって、釣りベストを着せられて棺へ。何でもこの人は釣りをしたことがなくて、ずっと行ってみたかったらしい。

    4. 初めて、死亡解剖を受けた人に防腐保存の処置をした時のこと。パラホルムアルデヒドで処置を行うのだけど、先輩の「お肉にスパイス塗り込んでるみたい」の一言で、頭の中は急にリブ肉でいっぱいに。もともとそんなにお肉好きじゃなかったけど、その日の晩御飯はリブ肉にしました。あの日以来リブは食べていません。

    5. 棺高すぎ。墓地の埋葬業者高すぎ。

    6. 墓地での棺(遺体)掘り出しに同行したことあり。1989年埋葬、2015年に掘り出された遺体は、防腐処理がうまかったのかまだ綺麗なままだった。顔には死化粧も残ってた。でも、足だけ白骨化していたんです。

    7. 棺に入れる前の防腐処理は最善を尽くすものの、正直、何が起こってどういう見た目になるかは最後までわからない。

    8. めちゃくちゃ重労働。棺も遺体も重い。

    9. 年老いて亡くなった女性にありがちだけど、家族は20代の頃の写真や服を持ってきて、こういう感じで死化粧してくださいと。たいてい、服がはいらないことが多い。

    10. 女性雇用を進めない淀んだ古い業界。

    11. 南北戦争かよ!って言いたくなる口髭の遺体が運ばれてきた時「タイムトラベルの副作用により死亡」ってレポートに書いたことある。裏ではけっこう、ジョークが飛び交ってます。

    12. クリスマスなど祝日の後に仕事が増える。最後のクリスマスを過ごしたいという家族の思いからではなく、葬儀社家族もクリスマスを楽しんでいるところ邪魔をしたら悪いという人が多い。クリスマスに仕事させたら申し訳ないと、台所に数日遺体をおいていた家族を知ってます。

    13. 時々ふと思う、生きている人より死んだ人との仕事の方が楽なんじゃないかと。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan