日経ビジネスが連載コラムの掲載を取りやめ 批判殺到受け

    どんな「意図」だったのか?

    日経ビジネスオンラインは、作家・エッセイスト本島修司さんの「逃げる女性は美しい」という記事の掲載を取りやめた

    記事には、「仕事に邁進して嫁に行きそびれ、友人が結婚するたびキーキーとヒステリーを起こしたりする」など、働く女性を揶揄するような表現や内容があり、ネットでは「女をバカにしてる」といった批判の声が上がっていた。

    3月14日16時の時点で、サイト上には次のような説明文が掲載されている。

    著者了承の上で当ページ「逃げる女性は美しい」の記事は掲載をとりやめました。記事の意図が十分に伝わらず、読者の皆様に誤解を与えかねない表現になっておりました。いただきましたご意見を真摯に受け止め、今後の編集に生かしてまいります。

    元々の記事が掲載された3月7日、BuzzFeed Newsはネット上の批判を紹介する形で記事を掲載した。

    その際、BuzzFeed Newsは同社広報を通じて、編集部に記事の趣旨や批判への見解を聞いた。その回答は「記事連載の中で意図、趣旨等を汲んでいただきたい。SNS上での声は今後の連載の参考にいたします」だった。

    今回、記事の掲載中止となったことから、記事の意図や趣旨はなんだったのか、同社広報を通じて、池田信太郎編集長と筆者の本島さんに改めて取材を申し込んだ。

    返信は以下の通り。

    本記事に関する見解等については
    当該ページに掲載したとおりで、
    それ以上のお答えはできません。
    よって、池田編集長の取材対応はできません。
    筆者への取り次ぎもできません。

    以上です。

    サイト上の説明文にある「記事の意図」がなんだったのかは、不明のままだ。