片目から光を失った彼を救った奇跡。この小さな話が教えてくれるもの

    「誰もこの子犬を飼いたいと思わなかった。"あるもの"を持っていなかったから」

    「僕の目は、ある日突然光を失った」

    ジョーダン・トレントさんは、テキサスで暮らす32歳。2人の子供に恵まれ、幸せに暮らしていた。家族とも仲が良く、いわゆる絵に描いたような人生だったのかもしれない。

    しかし、ジョーダンさんはある大事なものを失った。左目の視力だ。庭仕事をしている最中に不慮の事故に見舞われたのだ。

    4回もの手術を受けたが、左目に光が戻ることはなかった。

    しかし、ジョーダンさんにとって"完璧な子犬"が、彼に光を与えることになる。

    片目を失った子犬、シャイナー・ソロだ。

    「シャイナーは最後の一匹。誰もこの子犬を選ばなかった。みんな”完璧な子犬”を求めるから。でも僕にとってはシャイナーこそがパーフェクトだったんです」

    シャイナーは確かに失ったものがある。

    しかしシャイナーは与えたのだ、光を。その名のとおり。