秋篠宮家の次女、佳子さまのムック本「麗しの佳子さま 成年皇族のご足跡」(宝島社)が人気だ。1月14日に発売されると大きな反響を呼び、翌15日にはTwitterのトレンドにも「佳子さま」が登場した。
BuzzFeed Newsでは編集を担当した宝島社の大賀愛理沙さんに、製作のきっかけやプリンセスの魅力などを聞いた。
「麗しの佳子さま」は発売後、テレビ番組やネットニュースでも取り上げられたこともあり、一部ネット書店で売り切れとなり、Amazon全体のランキングでも3位に入った。現在、重版も検討中だ。
大賀さんは「おかげさまで、ご好評いただいております。想像を超える反響に驚くと同時に、改めて佳子さまは話題性のあるプリンセスだと実感しました」とコメントする。
佳子さま本製作のきっかけは2年前。ご成人、国際基督教大学へのご編入と報道が相次いだことだった。
大賀さんは、佳子さまが学業と両立し、どのような公務をこなされているか調べた。すると、ご成人以前はご家族と一緒での公務が多かったのに対し、最近はお一人での公務が多いことに気づいた。
「お一人でご公務に励まれるお姿は、真剣な表情のものが多く、素敵な大人の女性になられたとご成長を感じました。ぜひ、この佳子さまのお姿をお伝えしたいと考え、企画の立ち上げに至りました」
本の見どころの一つは、全155点におよぶ佳子さまの写真でオールカラーだ。
特に大賀さんが力を入れたのは、佳子さまのプリンセスファッション特集。
「晩餐会やイベントご出席のフォーマルスタイル、家族団らんのカジュアルスタイルなど、クラシカルなロングドレスからデニムスタイルまで、佳子さまのファッションを堪能できる構成にしています」
文章は皇室に詳しいジャーナリストが担当し、コラムは朝日新聞の宮内庁担当記者や皇室に詳しい歴史学者、秋篠宮家で調理担当だった料理人など、さまざまな分野の人間が執筆した。
製作には2016年夏から年末までと時間をかけた。
佳子さまに関する本は2015年にも4冊が発売されている。そもそも、こうした皇室関係の本を製作する際には、宮内庁の許可を取るものなのだろうか。
その疑問について大賀さんは「弊社から出版しております商品に関しましては、所定の手続きを行っております。他社様の商品に関しましては、わかりかねます」とコメントする。
タレントの写真集のように、売り上げが被写体本人に還元されるかについては「本件に限らず、印税などに関しましては、公表しておりません」とした。
多くの人の注目を集める佳子さまの魅力について、大賀さんはこう語る。
「美しさはもちろんですが、ご自分の意志を強くお持ちのところだと思います。学業と両立して、ご公務に励まれる際の真剣な眼差しに『かわいいプリンセス』から『美しい皇女』へとご変化されたのだなと感じます。こういった近年の佳子さまのお姿や魅力を伝えられるように、本書も構成しておりますので。ぜひお手にとっていただけると幸いです」