声優の林原めぐみさんが2月25日放送のラジオ関西「林原めぐみのTokyo Boogie Night」内で、自身初のライブを開催することと発表した。
CDデビューしてから26年。数々のヒット曲を持ちながら、頑なにライブを開催してこなかっただけに、ファンからは大きな驚きと喜びの声が上がっている。
ファンにとっては「ビートルズ初来日に匹敵」する衝撃
林原さんはこの日の放送の中で「どうしよう。お知らせしたくないな。林原めぐみさん、ファーストライブをやることになってしまいました」と6月11日に中野サンプラザで、自身初となるライブを開催すると発表した。
この日昼には中野サンプラザで「林原めぐみのTokyo Boogie Night」の1300回放送を記念する公開収録も開催され、その夜にライブは開催される。
林原さんはこれまでラジオの公開収録の1コーナーや所属レコード会社の音楽フェス「KING SUPER LIVE 2015」で歌声を披露したことはあったが、ソロとして本格的なライブを開催するのは今回が初。
林原本人自身も「みんな驚いたでしょう。私が一番驚いてるんだよ。ずっと驚いているんだよ。ライブだって。はあ、頑なにやってこなかったのに(笑)」と動揺する気持ちを語った。
声優ファンも驚きの声を上げる
ライブ開催については「スタッフにこんこんと説得された」と語ったが、理由の一つして挙げたのが、林原さんの楽曲を数多く手がけ、2004年に亡くなったシンガー・ソングライターの岡崎律子さんの存在だ。
林原さんは岡崎律子さんのトリビュートアルバムを5月3日にリリース。
「私の中で踏ん切りがついたところとしましては、5月3日に岡崎さんのアルバムを出すということで、本当に心の中にお世話になったし、いまもお世話になり続けているし、そういう歌をみなさんの前にお披露するのも一つありなんではないかと思った」と岡崎さんの楽曲を知らない新しいファンにも伝えたいという思いがあったと明かした。
声優アーティストのパイオニア
林原さんは「新世紀エヴァンゲリオン」綾波レイ、「スレイヤーズ」リナ=インバースなど人気キャラの声を演じ、1990年代の第三次声優ブームの中心的存在。
テレビアニメシングル「Give a reason」でオリコン週間ランキング9位、アルバム「SPHERE」で同週間ランキング8位と、個人の声優として初めてシングル、アルバム両方でオリコン週間ランキングでトップ10入りを果たすなど、現在まで続く声優が歌手として活動する"声優アーティスト"のパイオニアといえる。
「~infinity~∞」「サクラサク」などこれまでシングルを42枚リリース。2月22日発売の最新シングル「今際の死神」は作詞作曲およびプロデュースを椎名林檎が担当している。