11月13日に開催されたロシアW杯欧州予選プレーオフ第2戦、スウェーデンはアウェイでイタリアに0-0で引き分け、2戦合計1-0で3大会ぶり12度目のW杯出場を決めた。一方、イタリアは1958年のスウェーデンW杯以来60年ぶりに本大会出場を逃した。
これまで代表を支えてきた世界的FWイブラヒモビッチは2016年のEUROを最後に引退したが、組織力を武器にW杯予選を戦ってきたスウェーデン。
プレーオフの相手は過去4度のW杯優勝経験のあるイタリアだったが、ホームでの第1戦を1-0で乗り切ると、第2戦もイタリアにゲームを支配されるも堅守で乗り切り、ロシアへのチケットをつかんだ。
試合後スウェーデン代表は喜びあまり、ピッチ際で中継していたユーロスポーツのセットに駆け寄り破壊する一幕もあった。
光があれば影
イタリア代表の守護神ブッフォンは試合後には涙を流しながら「イタリアでサッカーに関わる人全てに謝りたい。この一戦は社会レベルで重要だったが、我々は失敗してしまった」と謝罪した。
ブッフォンにとってはこれが代表最後の試合。「私は代表を去るが、チームにはドンナルンマ、ペリンといった優れた選手がいる」とゴールマウスを後輩たちへ託した。
イタリア代表のヴェントゥーラ監督も試合後「イタリア国民に謝ることしかできない」と謝罪した。
進退についてはサッカー連盟との話し合いをしてからとしたものの、辞任は避けられそうにない。