夏の甲子園、準決勝が22日に開催され、広陵の中村奨成が大会記録となる1大会6本塁打を放ったが、NHKがこの歴史的場面を中継できないというまさかの事態となった。
中村は通算4本塁打で迎えた天理との試合、1回表に清原和博が1985年に記録した5本に並ぶ本塁打をバックスクリーンに放った。
さらにこの試合第3打席目となる5回表、先頭打者として打席に立つと、左中間に放り込み、大会新記録となる6本塁打の偉業を達成した。
だがNHKでは、11時4分から甲子園中継を中断し「NHKニュース」を放送していたため、この歴史的瞬間を生中継することはできなかった。
NHKの甲子園中継では、ニュースの時間にEテレへ一時中継を移すこともあるが、この時間帯はEテレ通常の放送が行われていた。
3分のニュースが終わり、再びカメラが甲子園を映し出した時、中村の打席は終わっていた。
Twitter上では、NHKのあまりの間の悪さに対する驚きやツッコミが数多く上がった。
なお「NHKニュース」では、中村が5本目の本塁打を打ち、清原の大会記録に並んだというニュースを伝えていた。