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【リオ五輪】銅メダルの競泳800mリレー 松田の覚悟、後輩メンバーの思いが泣ける

「すべては丈志さんのために」

リオ五輪競泳男子800mリレーで萩野公介、江原騎士、小堀勇気、松田丈志が東京五輪以来、52年ぶりとなる銅メダルを獲得した。

松田丈志の覚悟

松田は、2008年の北京五輪200mバタフライで銅、2012年ロンドン五輪200mバタフライは銀と2大会連続でメダルを獲得していた。

今大会は個人競技の参加を辞退。このリレー一本に水泳人生の集大成をかけた。

「萩野はすでにメダルを獲っていて、僕もその喜びを3回も味わっています。ナイトと小堀にもその喜びを味わってほしいんです」

雑誌のインタビューでこう語った松田。

後輩のため、そして自由形の未来のため、メダルの可能性をより感じたリレーに集中することを決めた。

そんな松田に対して、後輩たちも「丈志さんのためにメダルを」と思いを一つにした

萩野ら後輩3人の思い。それはロンドンでの松田の姿に重なる

リオの会場にいた北島も感動のツイート

マサト銀メダルおめでとう! 4x200銅メダルおめでとう! ハム、ナイト、コボちゃん、タケシ感動したよぉ( ´ ▽ ` )ノ #olympics #swimming #rio2016… https://t.co/Sf71AwdtQI

松田が話した52年ぶりの快挙の意義

第1泳者の萩野は「後ろの3人がすごく心強くて、うまくバトンを渡せたと思う」とやり遂げた顔だ。

第2泳者の江原は「3人に助けられて、3人の力を借りてメダルを取れた」と瞳を潤ませる。

第3泳者の小堀は「前の2人がいい順位で来てくれて、僕が僕の仕事をやるだけ。最後まで死ぬ気で泳ぎました」。

そして、松田は「いい位置で引き継いでくれたので、なんとかメダルを取りたかった」と、自身の思いを語った後、絆が生んだ52年ぶりのメダルの意義についてこう続けた。

「このメダルをきっかけに、この若い選手たちが日本の自由形を強くすることを願っています」