イチローのチームメイト急死 家族にファンに愛されていた

    将来を嘱望されたホセ・フェルナンデス

    マーリンズの若きエース、ホセ・フェルナンデス投手がボート事故で急死した。突然の悲報により、25日に予定されていたブレーブス戦は中止。関係者、ファンは悲しみに包まれた

    フェルナンデスを応援する家族。キューバから亡命する際、高波にさらわれた母親を救ったのは15歳のフェルナンデスだった。

    相手チームであるフィリーズのマスコット「フィリー・ファナティック」とも仲良し

    パイをぶつけられることも

    2015年にトミー・ジョン手術から復帰。今シーズンは16勝を挙げ、将来を嘱望されていた。

    最後の登板は9月20日。8回を投げ、3安打無失点12奪三振。16勝目にバリー・ボンズコーチも笑顔を浮かべていた。

    5日前にはインスタグラムで恋人カーラさんの妊娠を発表。すべてはこれからのはずだった。

    エースの死を伝える会見。マッティングリー監督は顔を覆った。

    ファンはマーリンズ・パークに献花に訪れた。

    同じキューバ出身のセスペデスらにより、メッツのベンチにもフェルナンデスのユニフォームが飾られた。

    マーリンズ・パークのマウンドにはフェルナンデスの背番号「16」が描かれた。

    マウンドの前でひざまずくチームメイトのバラクロー投手。まだ24歳。あまりにも早すぎる死だった。