リオ五輪男子400mリレーの決勝が19日(日本時間20日)に行われ、山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥のオーダーで挑んだ日本は37秒60で銀メダルに輝いた。
メダルは銅だった2008年北京五輪以来2大会ぶり。銀以上は、トラック種目では日本男子として初となる。
山県、桐生、ケンブリッジは100m9秒台を狙える力を持つ過去最強といえるメンバー。さらに他国との走力の差を埋めるため、バトンパスの技術を磨いてきた結果がこの大舞台で出た。
優勝は37秒27のジャマイカ。3位のアメリカが失格となり、4位のカナダが銅メダルとなった。
日本中が大盛り上がり
世界のメディアも驚きを伝える
一番の話題は、ジャマイカのウサイン・ボルトが3大会連続で100m、200m、400mリレーでの3冠を達成したことだったが、日本のリレー陣についても驚きをもって伝えられている。
「日本が驚きの銀メダル」(英・BBC)
「日本が37.60秒で驚きの2位」(米・ロサンゼルスタイムズ)
「日本、ホームストレートのサプライズゲスト」(仏・レキップ)
「勇敢な日本チームがアメリカとカナダの猛攻に耐え、アジア新記録」(中国大手ポータルサイト「新浪」)
驚きを与えた日本メンバーは試合後に喜びコメント
山県亮太「本当にメダルめざしてやってきて、すごく感慨深い。歴史を作れて嬉しい」
飯塚翔太「走っていて興奮しました。アドレナリン出ました。山県がいいところでくれたんで、桐生に向けて突っ走りました。4人は信頼感のおけるメンバー。ミスることは考えなかった」
桐生祥秀「最高の気分。ケンブリッジさんによりいい順位で渡せるよう、がむしゃらで走りました」
ケンブリッジ飛鳥「3人が完璧な位置で持って来てくれたんで、メダル取るぞという思いで走りました。正直あんまり覚えていないんですけど、最高でした」