「僕ら曲がないので」ラストのライブ、SMAPの曲を"歌わなかった"3人が歌った72曲とは?

    忌野清志郎、星野源、遠藤賢司、斉藤和義...

    AbemaTVで放送された稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が出演し、7200万視聴回数を超えた「72時間ホンネテレビ」。そのフィナーレは3人による72曲のライブだった。

    事前に草彅さんが番組内で「僕ら曲がないので」と語ったように、SMAP時代の歌を歌えない、もしくは歌わない状況の中で、3人は一体どんな曲を歌ったのか。

    2時間のライブで歌われた72曲を振り返る。


    1.「学園天国」(フィンガー5)

    2.「バンザイ~好きでよかった~」(ウルフルズ)

    3.「今宵の月のように」(エレファントカシマシ)

    4.「innocent world」(Mr.Children)

    5.「キセキ」(GReeeeN)

    6.「イージューライダー」(奥田民生)

    イージューライダーでは草彅さんがギター弾き語り。

    7.「あの素晴らしい愛をもう一度」(加藤和彦と北山修)

    8.「AROUND THE WORLD」 (MONKY MAJIK)

    9.「WON'T BE LONG」(バブルガムブラザーズ)

    10.「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」(H Jungle with t)

    「時には起こせよムーブメント」

    11.「ガッツだぜ!!」(ウルフルズ)

    12.「CHE.R.RY」(YUI)

    13.「涙のリクエスト」(チェッカーズ)

    14.「Love Somebody」(織田裕二 with マキシ・プリースト)

    15.「スリル」(布袋寅泰)

    16.「ラブリー」(小沢健二)

    17.「OH MY LITTLE GIRL」(尾崎豊)

    18.「Diamonds」(プリンセス・プリンセス)

    19.「HELLO」(福山雅治)

    20.「愛してる」(米米CLUB)

    21.「サイレントマジョリティー」(欅坂46)

    「サイマジョ」では出だしの音がつかめず苦笑い。

    22.打上花火(DAOKO×米津玄師)

    23.「恋」(星野源)

    「恋」では、ダンスのフリも披露。

    24.「少年時代」(井上陽水)

    25.「青空」(THE BLUE HEARTS)

    26.「僕が見たビートルズはTVの中」(斉藤和義)

    27.「奇跡の地球」(桑田佳祐&Mr.Children)

    28.「SOMEDAY」(佐野元春)

    29.「いつか」(ゆず)

    30.「涙のキッス」(サザンオールスターズ)

    31.「不滅の男」(遠藤賢司)

    先日亡くなったエンケンさんの代表曲「不滅の男」も。

    32.「ひまわりの約束」(秦基博)

    33.「Romanticが止まらない」(C-C-B)

    34.「PONPONPON」(きゃりーぱみゅぱみゅ)

    35.「R.Y.U.S.E.I. 」(三代目 J Soul Brothers)

    36.「前前前世」(RADWIMPS)

    37.「愛は勝つ」(KAN)

    38.「君をのせて」(井上あずみ)

    「天空の城ラピュタ」のエンディング曲では「バルス!」の掛け声もあった。

    39.「Hello,my friend」(My Little Lover)

    40.「いつかのメリークリスマス」(B'z)

    41.「恋しくて」(BEGIN)

    42.「アララの呪文」(ちびまる子ちゃん with 爆チュー問題)

    43.「やつらの足音のバラード」(ムッシュかまやつ)

    稲垣さんはソロでは懐かしめの曲のチョイスが多かった。

    44.「心の旅」(チューリップ)

    45.「さらば恋人」(堺正章)

    46.「ハナミズキ」(一青窈)

    47.「歌うたいのバラッド」(斉藤和義)

    草彅さんは斉藤和義さんの歌をソロで3曲熱唱した。

    48.「ら・ら・ら」(大黒摩季)

    49.「ultra soul」(B'z)

    50.「負けないで」(ZARD)

    51.「HOWEVER」(GLAY)

    52.「PRIDE」(今井美樹)

    自身の主演ドラマの主題歌であった「AROUND THE WORLD」「PRIDE」では、合間にドラマのセリフを入れた香取さん。

    53.「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)

    54.「翼をください」

    55.「ヘビーローテーション」( AKB48)

    56.「LOVEマシーン」(モーニング娘。)

    57.「ピンクスパイダー」(hide with Spread Beaver)

    58.「Don't wanna cry」(安室奈美恵)

    59.「君がいるだけで」(米米CLUB)

    60.「歩いて帰ろう」(斉藤和義)

    61.「時の過ぎゆくままに」(沢田研二)

    62.「強く儚い者たち」(Cocco)

    63.「クリスマスソング」(back number)

    64.「とんぼ」(長渕剛)

    65.「Runner」(爆風スランプ)

    66.「大迷惑」(ユニコーン)

    67.「止まらないha~ha」(矢沢永吉)

    68.「ファイト」(中島みゆき)

    69.「チェリー」(スピッツ)

    70曲目は「上を向いて歩こう」(坂本九)。歌詞に思いが重なったのか、香取さんは歌いながら、その目に涙を浮かべた。

    71曲目はRCサクセションの「雨上がりの夜空に」で会場を一気に盛り上げる。忌野清志郎さんとSMAPは以前、この曲を一緒に歌ったことがある。

    そして72曲目は番組のテーマ曲でもある「72」(稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾)。

    「あたらしいこの場所が好きになった」「風通しいい感じありのまま伝えたい」。歌詞が72時間を通して伝えた、伝えたかったことと見事に重なっていく。

    前代未聞の、そして誰もが風通しの良さを感じた番組はこうしてエンディングを迎えた。

    番組ラスト、出演したゲストからのメッセージが流れると香取くんの目には涙。

    稲垣さんは森且行さんの最後のメッセージで号泣。

    ライブの最後「今までだったら泣くところを大人になってグッとこらえて」と語っていた草彅さんは、涙をこらえた。

    選ばれた72曲には「PRIDE」といった3人が出演したドラマ主題歌や「止まらないha~ha」「LOVEマシーン」「さらば恋人」など今回の共演者たちの曲が数多く選ばれた。

    選曲には前向きに進む曲、逆に過去を思い起こす曲も多かった。

    ライブ終了後、3人は「ボロボロだった」とライブの出来栄えをファンに謝罪したが、72時間のラスト2時間。生歌で歌い続けたのだから責めることは誰もしないだろう。

    カラオケの定番曲とも言える、誰もが知った72曲を前に画面の前で思わず口ずさんだ人も多かったのではないか。

    「ずっとずっとこんなふうに遊び続けよう」。

    最後の曲にあるような、楽しさの伝わるステージであったことは間違いない。

    ライブ中のある光景にも風通しの良さを感じた。

    ステージを囲むファンたちが3人の姿を次々写真や動画に収めていたことだった。

    かつて3人が所属したジャニーズ事務所といえば、ネット上で写真をアップすることを禁止していることで知られている。

    ジャニーズに限らずとも、多くのアーティストはライブでの写真動画の撮影を禁止している。一方、海外では撮影が許可されている。

    そんな中で、ネット番組の企画も絡むこととはいえ、トップアーティストの3人が撮影を解禁し、その様子が数多くの人の目に映ったことは音楽業界の風通しをよくするきっかけになるかもしれない。

    音楽だけでなく芸能界全体の風通しをよくするきっかけに今回の番組がつながれば、再びSMAPたちによるSMAPの曲を聞けるはずだ。