「なぜ読書をしなければいけないのか?」 読書家の母親に聞いてみたら…

    「○○すべき論」は危ういのか。

    投稿者は言 寺さん(@310_64)。「なぜ読者をしなければいけないの?」というネットニュースの記事を読み、読書家の母親に聞いてみました。

    そうしたところ「それは本を読んだ人にしかわからない」という答えが返ってきます。

    また、本が嫌いな人や読んだことのない人に『本を読むことがいかに素晴らしいか』を解くことは難しい。そもそも本に興味がない人にとっては、その解説自体が苦痛としています。

    最後に母親は言いました。「読書家は皆『なぜ本を読まなければいけないのか』また『別に品を読まなくてもいい』それぞれに答えを持っていて、みんなそれを説明できる」と。

    この漫画は反響を呼び、以下のような声が寄せらています。

    「読書は自分のモノサシを長くしてくれるもの」

    @310_64 読書は自分のモノサシを長くしてくれるものです。読書をしないひとが10センチだとしたら、読んだ本の分だけ1ミリづつモノサシが伸びてゆく。社会経験でも同じことが謂えますが、知識量が増える事によって、大きいモノサシで物事… https://t.co/uuzDNVnyQG

    本に限った話ではない。「○○をするべき」論は危うい。

    @310_64 これは本に限った話ではないですね。他人からの「○○をするべき」論で気持ちが揺らぐ(本に興味はないけど、読んだほうが良いのか?と思う)のは、色々な意味で危うい(自分の考え方を他人に制御されやすい)人だと思います。自分… https://t.co/75Yh2ibWSX

    小説家の町田康さんは、「WEB本の雑誌」のインタビュー(2006年更新)でこのようなことを述べています。

    10代前半から30代まで、結構本を読んでいましたが、それは引きこもりみたいなものだったんですよね。他に何もできなくて、世の中に出ていけないから本を読む。悪い言葉で言うと“現実逃避”です。本を読むことは、今この世の中、この現実から一旦降りる、脱落するということ。もうひとつ別の次元に行く体験だと思うんです。