オザケン、竹の子族、初音ミク… 40年間の「東京カルチャー」を振り返る動画 ビームスに意図を聞く

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    人気セレクトショップ・ビームス(BEAMS)が、公開した動画が話題になっています。

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    これは、同社創業40周年記念プロジェクト「TOKYO CULTURE STORY」の一環で制作されたもの。

    ビームスがオープンした1976年から、40年間の東京のファッションや音楽を振り返ります。21日に公開され、すでに95万回以上(26日時点)再生されています。

    シティボーイ、竹の子族、アムラー…

    ファッションは、1970年代に流行した「ヘヴィーデューティ」や「UCLAスタイル」「ディスコスタイル」から始まります。

    80年代に入ると、「竹の子族」「パンクス」「オリーブ少女」「渋カジ」が登場。そこから、「グランジ」や「アムラー」「裏原ムーブメント」に移り変わります。

    00年代には、「森ガール」「甘辛ミックス」。10年代になると「山ガール」「ノームコア」に変化します。これらを、俳優の池松壮亮や女優の小松菜奈など計82人のモデルが着用。

    スタイリングは、島津由行をはじめ、伏見京子、井嶋一雄、木俣歩、二村毅、管沼詩乃、高橋ラムダ、遠藤彩香ら各年代を代表する豪華スタイリスト陣が担当しました。

    時代を象徴する「今夜はブギー・バック」

    動画内では、94年の大ヒット曲「今夜はブギー・バック(スチャダラパー featuring 小沢健二)」がリレー方式で歌われます。

    同曲は、数多くのミュージシャンに愛され、カバーされてきました。日本語ラップとして、大ヒットした最初期の楽曲といわれます。

    歌うのは、南佳孝や戸川純、森高千里、野宮真貴、高木完、初音ミク、チームしゃちほこ、 tofubeats、仮谷せいらなど時代を象徴するアーティストたち。

    同社広報統括本部の山村香代子さんは、BuzzFeed Newsの取材に対し、「長くに渡り、愛されきた楽曲。東京のカルチャーの象徴で、今回のテーマとマッチします。ほかに候補曲はなく、満場一致で決まりました」と話します。

    40年も、ひとつの節目でしかない

    今回の動画は、記念プロジェクトの第一弾。次回以降については、「まだ秘密なので、お楽しみに」と山村さん。

    最後に創業40周年を振り返り、こう話します。

    「ビームスを愛してくれるお客様には、感謝しかありません」

    「今回掲げているテーマは『WHAT'S NEXT?』。40周年もひとつの節目でしかありません。変わることなく、ビームスは、移りゆく時代の中で、新たなカルチャーを発信していくだけです」

    WHAT'S NEXT?