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自転車とも原付とも違うし、電動アシスト自転車でもない。ワクワクな乗り物は、早くもクラウドファンディングを成功させた。
ガジェット好きにはたまらないディテールも魅力だ。
2.1AのUSBポートからはスマートフォンなどを充電できる。ロックは指紋認証のためキーを持ち運ぶ必要がない。
公道を走るための安全性に配慮し、フレームの強度はJISの基準をクリアしているとのこと。もちろん灯火類も装備されている。
ブレーキも自転車などに使われるVブレーキではなく、ディスクブレーキを使用している。
電動バイクとして公道を走る際にはナンバープレートとヘルメットの着用が必要となる。
FTJの代表・鳴海禎造氏は、UPQから発売された小型電動バイクとglafitの違いは、あえて「普通」な形のバイクを作ったところにあると語った。
「うちは近未来的な、斬新で見たことのないバイクを狙って作ったわけではないんです。近未来的な乗り物って見るぶんにはいいんですけど、地方とかで走っていると目立って恥ずかしい。本当に『普通』の商品を目指していて、電動バイクの普及の足がかりにしたいです」
UPQはスマートフォンのバッテリーが過熱し焼ける事故があったり、ディスプレイ製品のスペックが宣伝していたものに満たなかったり、なにかと問題を指摘されている。同社の電動バイク「UPQ BIKE」にも不安の声は多い。
ではこの点、glafitはどうなのだろうか。鳴海氏に聞くと、「弊社が他社さんに比べて、特別・絶対的な技術を持っているかと言われると、そういうことはない」としながらも、こんな答えが返ってきた。
「例えばモーターが壊れても前に進まなくなるだけですが、フレームとブレーキに関しては怪我につながる可能性がある。これらに関しては、本来必須ではない耐震性試験を行ったり、ディスクブレーキを採用するなど、必要以上・できる限りの対策をしています」
発表のあと、会場の廊下で試乗をさせてもらった。
乗り心地は自転車だが、ペダルを漕がずともビュンビュン進んでいくのはとても気持ちがいい。
makuakeで開始したクラウドファンディングの先行販売では、4色展開・1台11万2500円で注文を受け付けている。
5月30日15時にプロジェクトが公開されてから、3時間ほどで目標金額の300万円を達成。31日10時現在、1000万円以上の資金を集めている。