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「上司に叱られたら感謝せよ」これって常識? アメリカ発のビジネス本がじわじわ来る

これが「会社で働く人の常識」か……。

世界最大の人材紹介会社「マネジメント・リクルーターズ・インターナショナル」のCEOが書いたビジネス本「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」が先月、日本で発売されました。

“人材のプロフェッショナル”である著者ションバーグ氏の経験や、社員への聞き取りから浮かび上がった「優秀な人材に共通する特性」全110項目がリストアップされたこの本。

編集部あとがきによると、「非常に真っ当な、会社で働く人なら誰でも当然実行すべきことばかり」らしいので、選りすぐりの15項をご紹介します。

これって、常識?

「毎日10分遅刻し、定時より5分早く退社する社員の場合、週に75分間の怠慢に対しても賃金が支払われてしまう。…『時は金なり』と肝に銘じ、給料以上の仕事をしよう」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.18より)

「職場で適切な服装をすることは、現在の仕事にとって大切なだけでなく、あなたの将来も左右する。それを心に銘記し、明確な服装規定がなくても、適切な服装をすることは最低限の心得だ」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.19より)

「何世紀にも渡って、重要人物が現れた時は敬意を表するために起立すべきだとされてきた。…それは世界中どこでも実践されている儀礼なのだ」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.20より)

「退社時間の15分前に帰る準備を始めて、退社時間がきたら一目散に帰ってしまう部下を目の当たりにすると、上司は本当にがっかりするものだ。社員のこういう行動は、『私は情熱と献身の心を持ち合わせていません』と宣言しているのと同じことなのである」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110 」P.26より)

「悩みを抱えているのは、あなただけではない。…給料をもらって働いている人たちの集中を、あなたの個人的な悩みで妨げてはいけない」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.31より)

「スポーツやテレビ、政治などの話題に夢中になることは、情報交換とはなんの関係もないのだ。そういう会話を職場でするなら、あなたは自分の時間だけでなく相手の時間も浪費していることになる」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.32より)

「ビジネスの世界では、他人の悪口を言うことは、単にマナーが悪いと言うだけではすまないことがある。そのためにクビになるおそれさえあるのだ」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.74より)

「相手を少し幸せにしてあげる程度のことは、誰にでも簡単にできる。相手のジョークをつまらないと感じたり、どこかで聞いたことがあると思ったりしても、笑ってあげればよいのだ」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.83より)

「上司も人間だ。部下の不注意や遅刻などは許せても、忠誠心に欠ける態度は許せない。忠誠心の欠如は、人格的な欠如なのである」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.90より)

「上司が安心して答えられるような質問をしよう。そうでなければ、質問はいっさい控えるべきである」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.104より)

「社長も人間だ。ときには他のすべての人と同じように、自分を元気づけてくれる人を必要としている」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.112より)

「あなたとあなたの家族の将来は会社にかかっている…あなたは会社の目標達成に全力を傾注し、会社の発展に貢献しなければならない」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.116より)

「会社に対して敵対的な発言をする人には、毅然とした態度をとろう。あなたがそういう状況で敵対的な発言を聞き流すことは、それに同意したのと同じことになるのだ」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.120より)

「たとえば、自分より力量の劣る人が先に昇進することもよくある。しかし、それが現実なのである」

(「研修では教えてくれない 会社で働く人の常識110」P.139より)

他にも、「机の上を整理せよ」「時間をうまく使え」「会社の宴会では羽目をはずすな」など、本当に当たり前のこともたくさん教えてくれる。

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