世界250万人が権利擁護と社会正義を求めて声を上げた大行進「ウィメンズ・マーチ」。トランプ大統領の就任の翌21日、運動の中心地・ワシントンDCには芸能人らも数多く集まった。
事前に告知されていなかったマドンナが登場すると、観衆は絶叫!
マドンナ
「わたしは怒っている。ええ、激怒している。ええ、ホワイトハウスを爆破するなんてことも考えまくってた。でもわたしは知っている。そんなことでは、何も変えることはできない。絶望している場合ではない」
そして、第二次世界大戦が始まるとき、詩人W・H・オーデンが残した言葉を引用した。「お互いを愛さなければならない。さもなくば、死すだけだ」
「わたしは愛することを選ぶ。あなたたちもそう? こう繰り返して。わたしたちは愛することを選ぶ。わたしたちは愛することを選ぶ」
代表曲「エクスプレス・ユアセルフ」「ヒューマン・ネイチャー」を熱唱したマドンナ。「ファック」という言葉を連呼したため、一時Twitterのトレンドになった。
歌手アリシア・キーズ
「行進する準備はいい? セイ、イエス!」と呼びかけたキーズ。黒人の女性詩人マヤ・アンジェロウの著名な詩「それでもわたしは立ち上がる(Still I Rise)」を読み上げた。
恐れと不安の夜を後にして わたしは立ち上がる
驚くほど晴れ渡る夜明けへと わたしは立ち上がる
先祖たちが残してくれた贈り物を持って
わたしは奴隷たちの夢であり希望だ
わたしは立ち上がる
わたしは立ち上がる
わたしは立ち上がる
キーズは「声が聞き届けられるまで、立ち上り続ける」と訴え、代表曲「ガール・オン・ファイア(Girl on Fire)」の歌詞を変えて、観衆と繰り返した。
「わたしたちは燃えている 引き下がることはない」
女優アメリカ・フェレーラ
「わたしたちの尊厳、地位、権利は攻撃にさらされてきた。昨日、憎しみと分断を生むものが権力を握った。でも、大統領がアメリカなのではない」
フェレーラの訴えに、観衆が喝采を送る。
「わたしたちがアメリカだ。そしてここに声を上げるためにいる」
女優スカーレット・ヨハンソン
「トランプ大統領。あなたには投票しなかった」とヨハンソン。「だが、あなたを支援できるようになりたい」として、女性を尊重し、権利を守ることを求めた。
「まず、わたしを支援して。わたしの妹を。母を。親友を、すべての女性の友人たちを」
「ここにいる男性と女性を。あなたの次の行動によって、自分たちの人生にどんな根本的な影響があるのか不安に思っている人たちだ」
あの女優も歌手も
世界各地で行われた女性の大行進。芸能人たちの姿も多くあった。それも、あらゆる年代の。
女優エマ・ワトソン
歌手マイリー・サイラス
歌手アリアナ・グランデ
歌手ケイティ・ペリー
歌手リアーナ
女優シャーリーズ・セロン
歌手シェール
歌手ゼンデイヤ
女優ジェーン・フォンダ
ウーピー・ゴールドバーグとオノ・ヨーコ
(サムネイルはTheo Wargo / Mario Tama / Getty Images / BuzzFeed)
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