『文春にバレない密会の方法』著者が山尾議員に伝えたかったこと

    筆者は実は志桜里ファン

    ベッキーさん・川谷絵音さんの「ゲス不倫」報道に始まり、「文春砲」の餌食となった著名人は数知れない。つい先日も民進党の山尾志桜里衆院議員が週刊文春で男性弁護士との「密会」を報じられ、離党表明を余儀なくされた。

    そんななか、じわじわと話題になっている本がある。6 月末に出版された『文春にバレない密会の方法』(太田出版)だ。

    後部座席に乗っていたら…

    文春の目をかいくぐって密会するためのノウハウを収録した、なんとも不道徳な指南書。相次ぐスキャンダルで売れ行きも伸びて、さぞウハウハだろうと思いきや、著者のキンマサタカさんの反応は微妙なものだった。

    「山尾さんファンだったんですよね。理知的なサイボーグのようでありながら、セクシーさもある。もっと早くこの本を読んでくれていたらなあ」

    文春が報じた写真のなかでもひときわ目を引いたのが、男性弁護士が運転する高級車の助手席で山尾議員が笑みを浮かべる写真。しかし、同書の教えを実践していれば、この2ショットの撮影を防げた可能性があるという。

    その教えとは「密会相手を車の後部座席に乗せる」というもの。こうしておけば万が一露見しても仕事の送迎と言いわけができるし、証拠写真を撮影する難易度も上がるからだ。

    スマホ認証は第一関節で

    それ以外にも、

    ▽寝ている間にスマホのロック解除をされないよう、指紋認証は第一関節で登録

    ▽尾行をまくため、途中でタクシー移動をはさむ

    ▽LINEの背景画像を変えて誤送信を防ぐ

    ーーなど、同書には「密会」の具体的なノウハウが、50例以上も収められている。

    「アマゾンでは実用書に分類されています」と胸を張るキンさん。イチオシを尋ねると、「同じ種類の下着と靴下を大量購入する」を挙げた。

    密会相手と会う日に限ってキレイなパンツや穴の空いていない靴下を選んだりすると、そこからパートナーに怪しまれるのだという。

    見破る側の武器にも

    とはいえ、本書は不倫を推奨しているわけではない。こうしたテクニックを知っておけば、密会を疑う側が不貞を見破るための強力な武器にもなり得る。

    「密会したい人、密会させたくない人、怖いもの見たさの人。いろんな人に読んでもらえたら」

    不倫報道が相次ぐ現状には、こう持論を述べた。

    「これだけスキャンダルが過熱するのは、それを欲しがる人がいるから。叩く側は『許せない』『裏切られた』という人もいれば、身に覚えのある人もいるのでは。報道される側の有名芸能人や政治家たちは、大抵のことに勝ち抜き、切り抜けてきただけに、『自分は大丈夫』と思っているのかもしれません」

    BuzzFeed JapanNews